ラウクとウズン・ハワ
「二人のアイヌール」で、クルドのラウクと、トルコのウズン・ハワを聞き比べたいと思います。同じフリーリズムの詠唱でも、クルドの方はぐっと突き刺さってくるようなインパクトの強い歌い方なのに対し、トルコの方はたゆたうような瞑想的な音の動きに特徴があるでしょうか。これは歌手の個性も大きいのだろうとは思いますが。アイヌール・ドーアンの方はLawikê Metînê / Heyderの前半がラウクですが、トルコのクルディスタンではラウィケと呼ぶのでしょうか? 別な動画では、この前半部分だけが「ウズン・ハワ」のタイトルで上がっていました。アイヌール・ハシュハシュはすっかり白髪になってからの歌唱のようです。最近の動画をいくつか見ましたが、リズミカルな曲よりも、ソフトなウズン・ハワ・タイプが増えているように思いました。
Aynur Doğan - Lawikê Metînê / Heyder
Aynur Haşhaş-Geçti Gönül Baharımız Yazımız(Uzun Hava)
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