タヴェルナのマイナー
「タヴェルナのマイナー(短調)」と訳して良いのだろうと思いますが、パナヨティス・トゥーンダスの第6集の冒頭に入っているTo Minore Tis Tavernasは、レベティカが生まれた頃の陋巷の臭いが感じられるような、とてもレベティカらしい雰囲気の曲だと思います。ブズーキの妙技が最初に入り、メインヴォーカルとギターのKostas Kalafathsに、女性歌手Antigonh Mpounaが寄り添ううように歌っているスタイルも、放送でかけた2本目のSP録音と同じです。女性歌手アンティゴネー?は、小型弦楽器バグラマスを弾き語っています。今回の放送分では、Magiko、O Magas、Naziara Mouが残っていますが、いずれもアレクシーウの名唱と分かちがたく結びついていて、回数もないので今回は見送ります。タ・ツィリカのCDは現在入手難ですが、ストリーミングでは聞けますので、是非聞いてみて下さい。
To minore ths tavernas
ΤΟ ΜΙΝΟΡΕ ΤΗΣ ΤΑΒΕΡΝΑΣ, 1939, ΠΑΝΑΓΙΩΤΗΣ ΤΟΥΝΤΑΣ, ΣΤΡΑΤΟΣ ΠΑΓΙΟΥΜΤΖΗΣ
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