ヴァンヴァカーリスの息子ステリオス・ヴァンヴァカーリス
マルコス・ヴァンヴァカーリスの息子ステリオス・ヴァンヴァカーリスがブズーキを弾き語る、父のナンバーワンヒットOloi Oi Rembetes Tou Ntouniaを上げると前に予告していましたので、一本目に。父ほどの味わいと危険な匂いはないにしても、父マルコスの芸の雰囲気を今に伝える好演だと思います。息子ももう結構高齢だろうなと思って調べたら、2019年に72歳で亡くなられていました。「レベティコのディアスポラ」の2枚目には、ステリオス・ヴァンヴァカーリスと、アメリカのブルース・ギタリストLouisiana Redのデュオで、I Fantasia Stin Exousiaという曲がありまして、放送でかけました。ネットワークの盤も今では入手が難しくなっていると思うので、この曲以外もYouTubeに全て上がっています。ルイジアナ・レッドがコンサートでギリシアを訪れた際に、リハ無しで4時間も共演したという逸話があり、後にスタジオで一発録りで出来た「ブルースがレベティカに出会う」という伝説的なアルバムからの音源のようです。この曲を聞いて「パリ・テキサス」のサントラを、ふと思い出しました。
Oloi Oi Rembetes Tou Ntounia - Stelios Vamvakaris
11 - Stelios Vamvakaris & Louisiana Red - I Fantasia Stin Exousia
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