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2020年9月11日 (金)

ミシルルー(またはミザルー)

ミシルルーは、有名な曲ですから夥しい数の映像がありました。放送でかけたのは、ウード伴奏(弾き語り?)でした。一本目のローザ・エスケナージの有名な写真の右にいるウード奏者ではないようですが、かかっている音源は同じMikes Patrinosの歌唱です。2本目はミシルルーに乗ってベリーダンスが出てきます。(以下放送原稿を再度)

Faces of Rebetikoというコンピレーションから、レベティコ、ベリーダンス、ユダヤのクレツマー、マーティン・デニーの曲、更にはビーチボーイズのサーフ・ロックまで、共通のレパートリーとして知られるエキゾチックな「エジプト娘」を描いたミシルルー(英語ではミザルー)を時間まで聞きながら今回はお別れです。Mikes Patrinosの歌唱です。ギリシア語読みから来ている「エジプト」の、アラビア語での呼称「ミスル」に由来するこの歌は、レベティコの様式で、トルコあるいはギリシアのテンポのゆったりしたダンスであるチフテテッリの舞踊のための歌として作曲され、レベティコ勃興と共に生まれた曲と考えられているようです。

<54 Mikes Patrinos / Mousourlou 4分12秒>

Mousourlou Mou


ΜΟΥΣΟΥΡΛΟΥΜ (Το Ρεμπέτικο στου Θωμά)


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