メリハット・ギュルセスの歌うレベティカ
メリハット・ギュルセスと言えば、トルコの古典歌謡、サナートのベテラン歌手として有名だと思います。最近では「アタ・テュルクのシャルク」、古くはTraditional Crossroadsから1996年に出たTatyos Efendiのトルコ古典声楽曲に名を連ねていました。サナートど真ん中の人かと思いきや、99年にレベティカ・ソングを含むアルバムを出していて、その中にBarba Yannakakisがありまして、「レベティコのディアスポラ」に収録されています。言うまでもなく、ハリス・アレクシーウの名盤タ・ツィリカの1枚目でオープニングを飾っていた曲です。タ・ツィリカからは、アマン・カテリーナ・ムーと、タイトルは少し変わっていますがTelgrafın Türküsü & İstanbul Türküsüもありました。Barba Yannakakisは、別名のように使われるKurbanと表記されています。他はウッシャーク・シルトと言う曲が、シルトスのリズムかと思うくらいで、17曲中の残りはサナートの範囲かなと思います。
Melihat Gülses - Barba Yannakakis
Melihat Gülses - Aman Katerina Mu
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