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2020年10月 5日 (月)

Anna Vissi / Re!

ゼアミdeワールド228回目の放送、日曜夜10時にありました。7日20時半に再放送があります。よろしければ是非お聞き下さい。Triada Ke Valeは、ライブ映像もありました。ノンサッチ・エクスプローラーの方は、また水曜以降に。

ギリシアの9回目になります。前回これまでにかけてなかったレベティカ関連の音源と予告していましたので、レベティカ風な曲を2枚の音源からピックアップしてみました。

まずは、トゥンダスのガルソナを取り上げた際に、キプロス生まれの現代ギリシアのポップクイーン、アンナ・ヴィッシのYouTubeをゼアミブログでご紹介しましたが、おそらくこの曲は彼女のアルバムには入ってないので、代わりにレベティカ風な曲と言うことで、手持ちの94年のアルバム「レー!」から2曲選びました。Triada Ke ValeとMelagholiesという曲で、他の曲もそうですが彼女の元夫でプロデューサーのニコス・カルヴェラスの作曲です。ジャンル的にはContemporary Laikaになるようです。この盤のヒット曲は他にありますが、一番伝統寄りに聞こえた2曲です。2曲続けてどうぞ。

<2 Anna Vissi / Re! ~Triada Ke Vale 5分19秒>

ΑΝΝΑ ΒΙΣΣΗ 30 ΚΑΙ ΒΑΛΕ


Anna Vissi - Triada Ke Vale, Mercedes Rex (1994) [fannatics.gr]


<7 Anna Vissi / Re! ~Melagholies [Album Version] 4分11秒>

Anna Vissi - Melagholies (Official Audio Release) [fannatics.gr]


妖艶なイメージの強いアンナ・ヴィッシですが、16歳から20歳前後の頃の録音を集成したアルバム「Ta Kalitera Mou Tragoudia」を最近アップルミュージックで聞きまして、清楚かつ爽やかな印象な上に伝統的な曲が多くて非常に驚きました。その中からも1曲おかけします。

<1 Anna Vissi / Ta Kalitera Mou Tragoudia ~Na 'Mouna Sta Heria Sou Karavi 2分16秒>

Na 'Mouna Sta Heria Sou Karavi


今日ご紹介したいもう一枚は、アメリカのノンサッチ・エクスプローラー50の世界の民族音楽シリーズの一枚で、「《ギリシア》ブズーキの魅力」というタイトルでワーナーパイオニアから出ています。演奏者はヨルダニス・ツォミディス他ですが、60年代後半の録音らしいこと以外、演奏者のプロフィールなどは不明です。

一番興味深く聞いたのが、4曲目のハサピコ「水夫の踊り」で、原盤ではKasaposerbiko Me Taximとなっている通り、セルビア風のハサピコとなるでしょうか。元はコンスタンティノープルの肉屋の踊りでしたが、江波戸先生の解説によると、起源はマケドニア地方の羊飼いの踊りで、マケドニア出身のアレクサンダー大王の兵士たちが好んで踊ったところから広く各地に伝えられ、ホラやホロ、あるいはオロと呼ばれバルカン各地に共通して見られるようになった輪舞に繋がって行きます。

<4 Iordanis Tsomidis / Bouzoukee - The Music Of Greece ~Kasaposerbiko Me Taxim 6分41秒>

もう一曲この盤から、同じくハサピコですが、「ピレウスの浜辺で」を聞きながら今回はお別れです。非常によく聞く旋律です。
時間が余りましたら、1曲目の「ワインを飲むとき」というチフテテリを時間までおかけします。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<7 Iordanis Tsomidis / Bouzoukee - The Music Of Greece ~Sto Limani Tou Pirea 2分56秒>

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