最近のクセノフォントス修道院
ビザンツ典礼の精妙な音組織は、知れば知るほど、深い泉を覗き込むようで驚くばかりです。目下の関心事は、中東音楽の中でも特に微細な音程を操るトルコ古典音楽は、ビザンツ音楽から影響を受けていたのではという点ですが、意外に資料は少なそうです。ビザンツ時代の遥か前の紀元前6世紀の古代ギリシアでは、数学・物理学として音楽を研究したピタゴラスがピタゴラス音律を生み出す国柄ですから、元々素地が連綿と存在しているのでしょう。今日の動画は、最近のクセノフォントス修道院の典礼音楽です。ミレニアムの頃でしょうか?
Millenium 998-1998 Holy Monastery of Xenophontos ☦ Sfânta Mănăstirea Xenofont
| 固定リンク
「ギリシア」カテゴリの記事
- アルーマニアとサラカツァニ(2021.12.10)
- エピルスの多声歌(2021.01.15)
- 明るいミロロイとドイナ風のクラリネット(2021.01.14)
- ルメリアの音楽(2021.01.13)
- アル・スールのChristos Zotos & Skaros / Continental Greek Music(2021.01.11)
コメント