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2020年10月16日 (金)

アトスのビザンツ典礼 8つのエコスと持続低音イソンの話

昨日は弦楽四重奏の本番だったので、ブログはお休みしました。16本の動画がアップされているEaster On Mount Athos / Greek Byzantine Orthodox Hymnsですが、現在はMP3のみのようですが、2011年にはCDが出ていたのかも知れません。これは知らない録音でした。
例のアトス山のイースターのLPの解説によると、ビザンツ音楽理論では、オクターブは68の部分に分けられ全音が12、4分の3音が9、半音が7で示され、音階そのものは8つのエコスの体系の中で4つの正格エコスと、4つの変格エコスにまとめられる、とあります。これだけを読むと、オスマン音楽以上の複雑な音程体系のように見えます。
それと、ビザンツ音楽の特徴としてよく上げられる持続低音(ドローン)ですが、ギリシア語ではイソンと呼ばれ、合唱長に当たるプロトプサルティスと呼ばれるパートが担当し、このLPでは修道院長アレクシオスが歌っているそうです。伴奏声部と言うよりは、音の支えであり旋律の響きを豊かにするための重要なパートとされています。8つのエコスの音階表もありますので、また随時動画に添えてみます。(実際は第4エコスから派生したレゲトスがあるので、都合9つになります)次回の放送でかける予定のオコラ盤では、8つのエコスが全て収録されれています。

Holy Saturday Lamentations (the first and second part, 1st plagal mode, the third part 3rd mode)



plagal modeと言うのがエコスだとすれば、第一エコスの音列は、d, 9, e, 7, f, 12, g, 12, a, 9, h, 7, c, 12, d になります。

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