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2020年10月30日 (金)

Christodoulos Halaris

この人の名前は1990年にOrataのビザンティン世俗音楽の盤で見て以来「クリストドゥーロス・ハラリス」と読んで来ましたが、Χριστόδουλος Χάλαρηςですからギリシア語の発音としては、フリストドゥーロス・ハラリスの方が近いでしょう。1946年生まれで2019年に亡くなったギリシアの作曲家・音楽学者で、去年亡くなっていたことは今回初めて知りました。先日の繰り返しになりますが、ギリシア中世のビザンツ音楽や古代ギリシアの音楽の解釈で広く知られ、まだ五線譜がなかった頃のネウマ譜から考証・復元されたビザンツ時代の世俗音楽には、トルコの場所が11世紀に「トルコ化」する前のアナトリアの音楽も入っていたのだろうと思います。何か生映像はないかと探してみましたが、どうやらなさそうです。このガドゥルカやリラ、ケメンチェの大型のような、おそらく擦弦楽器を弾いている映像で初めて写真を見ました。
昨日の疑問について、黒田先生から情報を頂きました。Manuel Chrysaphesは、15世紀ビザンツ帝国の著名な音楽家で、300を越える曲を残しているそうです。ハラリスのオラータからの第一作は、この人の曲から始まっていたということです。ランパダリオスについては、元はローマ帝国時代に、執政官、皇帝の前で松明を運んだ奴隷のような存在だったようですが、マヌエル・クリサフィスの生きたビザンチン時代のランパダリオスは、東方正教会の合唱団のリーダーを指しているようです。西洋ならカントールに当たるでしょうか。

Christodoulos Halaris - Akritika (1995)

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