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2020年12月23日 (水)

ギリシアの羊飼いの笛

素朴な牧笛の旋律が、ビザンツ聖歌の精妙なオクトエコスから来ていて、伴奏のラウートはドローンを刻んでいるのを確認して、非常に驚きました。10月頃オコラのビザンツ聖歌を耳を皿のようにして聞き直したので、すぐ分かりました。レベティカでも、オスマン・トルコから帰還したスミルナ派はエキゾチックな中東音楽風ですが、ギリシア本土のヴァンヴァカーリスなどのピレウス派は、ビザンツの古い歌の流れを汲んでいるそうです。そうなると気になるのは、イスラム化以前の中世トルコで、どんなビザンツ音楽が流れたのかと言うことですが、それを探るのはフリストドゥーロス・ハラリスの音源位しかないでしょうか。今日はキング盤と同じ音源のYouTubeがありました。(以下放送原稿を再度)

キング盤で最も興味深い曲の一つが、次の9曲目の縦笛フロゲラとラウートの演奏で、羊飼いが伝えていた音楽になります。こういう伝統的なギリシア音楽は、ビザンティンの教会音楽に極めて近く、羊が草を食んでいる退屈な時間をつぶすために生まれた音楽ですが、平均律では割り切れない、ビザンツ聖歌のあの精妙なオクトエコスの音律を残しているそうです。ラウートは、正にドローンの音を刻んでいます。

<9 Shepherd's Flute Tune :ギリシア本土の即興曲 2分36秒>
Shepherd's Flute Tune - Dimitris Tsimbissis

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