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2020年12月24日 (木)

テッサリアのクリストス・ダンスとクリスマス・キャロル

テッサリアについては、場所が明確に把握できてなかった唯一の地方で、エピルスの東、マケドニアの南と言う位置が今回はっきりしました。しかし、テッサリアの名前は大分前に澁澤龍彦か誰かの本で読んだ記憶がありまして、記憶を辿ると、古代ギリシアの神話世界の「テッサリアの巫女」の逸話を通してだったように思います。詳細はここでは省きますが、テッサリアの巫女の血の儀式に、バルカン各地の吸血鬼伝説の萌芽が見られるようです。それででしょうか、ギリシアの穀倉地帯と知っても、何か魑魅魍魎の跳梁跋扈するような場所のイメージがあります。
放送でかけたクリストス・ダンスもありましたが、クリスマス・キャロルもありましたので、併せて上げておきます。キング盤では、本土南部ルーメリ地方のツァミコスという4+2の6拍子の舞曲と少し似た6拍子ながら、拍の分割が2+2+2になっていて、後半は2+2+2+2の8拍子に変わりました。クリスマス・キャロルは、ちょうどクリスマスですので入れましたが、一般的なクリスマスのイメージとは異なるオリエンタル調です。3本目はテッサリアの色々な音楽が出てきますが、ビザンツ教会の歌らしき曲も出てきました。

Greek Traditional Dances From Thessaly, Greece (Kleistos Argitheas and Berati)

Christmas Carols of Thessaly

Music of Thessaly, Hellas

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