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2020年12月17日 (木)

アルバトロスのキプロス

昼間ばたばたしていて書けなかったので、遅い時間のアップです。キプロスの音源のYouTubeがありました。と言うことは、原文検索すれば他のアルバトロス盤もあるかも知れません。キプロスの盤では、「アジゼ:オユン・ハワス」の解説が、アナトリアのラヴ・ソングとなっていて、これは明らかにエジプトの大作曲家アブデルワハブが書いたラクス・アジザなので、フィールドワーカーがラクス・アジザを知らなかったとしか思えないのですが。演奏はともかくそれが残念です。マロン派もタイトルに入っているのに、音源は入ってないようです。(以下放送原稿を再度)

キプロスはギリシアとは別の国ですが、ギリシア系とトルコ系の住民が同居する東地中海の島国として知られています。キプロスの音源は数枚あったと思いますが、現在手元にあるのがアルバトロス盤のみですので、こちらからギリシア系とトルコ系の曲をそれぞれ2曲ずつおかけしますが、その前にキプロスの政治状況は現在以下のようになっていますので、ウィキペディアから引いておきます。

1974年以来、南北に分断されており、島の北部約37%を、国際的にはトルコ共和国のみが承認する「独立国家」であるトルコ系住民による北キプロス・トルコ共和国が占めている。一方のキプロス共和国は国際連合加盟国193か国のうち、トルコを除く192か国が国家承認をしている。公用語はトルコ語とギリシャ語である。

まずギリシア系の方ですが、1曲目のト・マエリと言う曲は、短剣を持って芸術的に踊る男性の踊りとのことですが、映画「ヴェニスに死す」で白塗りの辻楽師が弾いていた曲(おそらくナポリターナ)にそっくりに聞こえました。

<1 ト・マエリ 2分29秒>
To Mahèri / II coltello / The Knife

ギリシア系の音源は12曲ありますが、この後の比較の意味でも、ギリシアの踊りで最古のもので、最もよく知られているキプロスのシルトスをおかけしておきます。伝承によれば、このダンスはアテネの王テセウスが、クノッソス宮殿の迷宮から苦労して出てきたことを表しているそうです。

<4 シルトス 2分28秒>
Syrtòs

結婚祝いのパーティーで録音されたと言うトルコ系の一曲目「カザンジュ(いかけ屋のダンス) 」は、ロシア民謡のカチューシャに似て聞こえましたが、いかがでしょうか。他国の有名曲に酷似した曲がこの盤では幾つか聞こえてきました。

<13 カザンジュ(いかけ屋のダンス) 1分6秒>
Kazancu

トルコ系の2曲目「アジゼ:オユン・ハワス」ですが、解説にはアナトリアのラヴ・ソングとありますが、これはもう明らかにエジプトの大作曲家アブデルワハブが書いたラクス・アジザそのもので、ベリーダンスでも盛んに踊られ、アラブ音楽では5本指に入るほどポピュラーな曲だと思います。ウードを初めて手にした97年頃、弾いた記憶があります。

<14 アジゼ:オユン・ハワス 2分50秒>
Azize, Oyun Havasi

では最後にキプロスのギリシア系の音源から、三つのカルツィラマデス・ダンスのメドレーを時間まで聞きながら今回はお別れです。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<7 三つのカルツィラマデス・ダンスのメドレーa 1分30秒>
Kartsilamades

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