ロードス島のスースタ
ロードスと聞くと十字軍の流れを汲む聖ヨハネ騎士団以前に、どうしても資生堂ロードスを思い出してしまう世代です(笑) そういえば、ギリシアと騎士団のイメージは、あの凛とした甘い香りに感じられたようにも思います。
西洋キリスト教世界の最東端でオスマン・トルコと対峙した聖ヨハネ騎士団ゆかりの島、ロードス島の音源はアルバトロス盤の3曲だけかと思ったら、今日の2本目の希FMのギリシアの楽器別シリーズにも音源がありました。この辺りではヴァイオリンをヴィオリと呼ぶようです。1本目がスースタの舞踊、3本目は同曲のリラによる演奏です。ドデカネス諸島を代表する舞踊スーストの中でも、特に知られているのがこの明るいスースタと言う曲です。
前に言いましたようにセファルディも住んでいたようですが、それもそのはず、ロードス島のユダヤ・コミュニティは、西暦1世紀にさかのぼる歴史を持ち、1557年に建設されたカハル・シャローム・シナゴーグはギリシア最古のシナゴーグであり、現在も旧市街のユダヤ人街にあるそうです。
Σούστα Ρόδου, Sousta of Rhodes
Roditiki Sousta - A Sousta Dance From Rhodes
Sousta Dance from Rhodes 42
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