ブルガリアン・ヴォイス&フーン・フール・トゥ
前に少し触れました通り、ブルガリア人には先住民のトラキアと南スラヴ系の上に、黒海北部辺りから侵入してきたテュルク系のブルガール人の血が入って国の名前にまでなっているので、シベリア南部の同じテュルク系のトゥヴァのグループであるフーン・フール・トゥとの共演も、一見突飛な組み合わせに見えて、実は深いところで繋がるのでしょう。実に自然に聞こえます。ガイーダ(バグパイプ)伴奏の女性の独唱も、日本の尺八伴奏の追分や馬子唄のように聞こえることがあるのを思い出します。ヨーロッパでアジアの血が入っているのは、ハンガリー、フィンランド、エストニアだけではないという事ですね。
Bulgarian Voices ANGELITE, Huun-Huur-Tu, Moscow Art Trio - Fly, Fly My Sadness
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