明るいミロロイとドイナ風のクラリネット
放送でかけたChristos Zotosのもう一曲ミロロイと、クレズマーに似た1曲目スカロスも併せて入れておきます。このミロロイは、インド音楽のアーラープを聞いているのかと錯覚しそうです。スカロスは、ルーマニアやユダヤのドイナにそっくりで、即興的な細かい節回しをフリーリズムでたっぷり聞かせます。(以下放送原稿を再度)
ストレートにクレズマーに似ているインストの1曲目をかけられなかったのが残念ですが、最後に7曲目のエピルスのミロロイを聞きながら今回はお別れです。何と言ってもクリストス・ゾトスの芸を聞くのが主眼ですから。ミロロイとは挽歌あるいは哀歌と言うことでしたが、明るく演歌っぽい曲調でラウートの技巧を聞かせる独奏です。
<7 Christos Zotos & Skaros / Continental Greek Music ~Epire - Miroloï [Lamentations] 5分11秒>
Miroloï
Skaros
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