羊飼いのメロディ Овчарска мелодия
246回目の放送は、7日の本放送が選挙特番のため21時に繰り上がり、10日の再放送はサイマルラジオのメンテナンスのため、ネットラジオでは放送されませんでした。聞かれた方が少なかったかも知れません。247回目もSmithsonian Folkwaysの「ブルガリア音楽の肖像~失われた世界への旅 1966-1979」を取り上げましたが、後半中心の5曲でした。
246回目でかけたこの盤冒頭のカヴァルによる「羊飼いのメロディ」は、原語のОвчарска мелодия(オヴチャルスカ・メロディヤ)で検索すると色々出て来ました。節回しを聞いて一番ビビッと来たのは1本目で、本当に尺八を聞いているかのような詫び寂び感があります。「南部牛追い唄」の尺八のような詠嘆系ではありませんが、森林浴しているかのような「津軽山唄」の尺八と錯覚しそうです。2本目は最近の映像のようですが、実際に羊に囲まれてこの笛が吹かれている様は、長閑で最高の景色です。このカヴァル奏者は、ガイーダを吹いている映像もありました。カヴァルを吹ければ、ガイーダも行けるということでしょうか。
Васил Милев - Vasil Milev - Овчарски мелодии - Shepherd's melodies
"ОВЧАРСКА МЕЛОДИЯ"_Христо Коритаров - Тинко
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