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2021年3月11日 (木)

ブルガリアのムスリムの歌

東日本大震災から10周年の日です。5年目までのように、まるでレクイエムのように聞こえた南部牛追い歌や応援歌のような斎太郎節は今年も取り上げませんが、2時46分には黙祷します。

249回目の放送の最後に、ほんの少ししかかけられなかった音源ですが、ブルガリアのイスラム教徒の音楽の録音は、かなり珍しいのではと思います。節回しには明らかにアジアに近いものを感じます。(以下放送原稿を再度)

Gegaからは同じ97年頃に「オーセンティックなブルガリア民謡 Букя Ябукя Родила」と言う盤も出ておりまして、ブルガリアのムスリムによる伝統音楽と言う珍しい内容でした。名前のアサン(元はハッサンと思われる)とかメフメトという名前はオスマン時代のままです。西ロドプ山渓ドラギノヴォ村での現地録音で、二声部の重ね方はアルバニアの歌にも似て聞こえる部分も感じられます。1曲目のOy Le Sino Huseinoを聞きながら今回はお別れです。

<1 Букя Ябукя Родила ~Oy Le Sino Huseino 5分1秒>

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