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2021年5月12日 (水)

シャヒーディー追悼 イネディのアルバニア

5年間いつも私の番組のオープニングに流しているオコラの盤「ペルシアの音楽」の中心人物、ウード弾き語りの名人アブドゥルワハブ・シャヒーディー氏が99歳で亡くなったと知りまして、大きく心をかき乱されております。25年前にゼアミを始めた時に、オコラやアメリカ西海岸のレーベルの盤を大クローズアップしました。パリサーの名盤もありました。覚えておいでの古いお客様もいらっしゃるかと思います。ナーゼリーさんが2006年に来日した際にインタビューしましたが、「古い古典音楽は退屈で」とコメントしていました。もしかしてシャヒーディーやパイヴァールの世代?と思いましたが、ぐっと質問をこらえました(笑) シャヒーディーの蕭蕭とした歌声は最高で、個人的には一番好きなペルシア音楽家です。いずれも現在は廃盤などで入手不可なのが残念です。ご冥福をお祈りいたします。今晩は久々に巨匠の演奏に耳を傾けます。

Zendegi - Ostad Abdolvahab Shahidi

かと言ってペルシア音楽に戻る訳にもいかないので(笑)、アルバニアで続けます。今日はイネディ盤からかけた残りの2曲です。95年に出ていた「アルバニア ラブ地方のポリフォニー」からです。(以下放送原稿を再度)

日本の民謡のような音階の4曲目をおかけしますが、低音が不思議な囃子のような音型を入れています。

<4 Aman Trendafil, Aman Borzilok! 3分35秒>

横隔膜をひくつかせるような唱法は、ラストの17曲目ではっきり確認できます。(放送ではマイクの音が抜けていました)

<17 Dy Vajza - Te Dyja Labë. 2分49秒>

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