エミーナとモスタルの橋
この動画に写っているのは、異民族の居住地区を結んだ有名なモスタルの橋。このエミーナと言う曲も、この場所が舞台のようです。町の象徴である、このスタリ・モスト(Stari Most,「古い橋」)はボスニア紛争中に破壊されてしまいますが、2004年に再建され、2005年にはユネスコ世界遺産に登録されています。この歌が入っているヤドランカさんの94年の「サラエボのバラード」では、エミーナは「きらめく時」と言うタイトルが付いていました。個人的にシュトテネーマと並んで肺腑を抉られた歌です。(以下放送原稿を再度)
7曲目のエミーナという曲も、原詩はアレクサ・シャンティッチが1902年に発表した有名な愛の詩で、モスタルの町の実在したイスラム教徒の娘エミーナに、セルビア人のアレクサが思いを寄せるも、民族の違いで結ばれることはなかったが、民族を越えた彼の愛は歌になり、語り継がれることになりました。セヴダらしい切ない愛の歌です。
<7 シュトテネーマ~あの歌が聞こえる~ エミーナ 3分51秒>
Jadranka Stojakovic - Emina
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