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2021年7月 1日 (木)

女性のベチャラツとガンガ

動画で見る限り南部のヘルツェゴヴィナの方で盛んなように見受けられる山岳部の歌唱、ガンガとベチャラツ。ガンガのような歌は組織化されない音として、都市部の人々が遠ざける傾向があるのに対し、田舎の住民はそれを彼らの最も表現力豊かな音楽の形だと考えているとのことでした。狭い音域の、平均律から外れた音で叫びあうように歌われるガンガは、スラヴ世界に共通する地声合唱からも遠く感じる程です。一方ベチャラツの方は、幾分西欧の音楽の影響も入った新しいポリフォニー形式という事でした。確かに今日の2本の女性の三重唱で聞く限りでは、近くのダルマチアのクラパ歌謡やイタリア各地のポリフォニーなどとも共通性を感じます。3本目は静止画像ですが、女性のガンガを長尺に収めています。やはり明らかにベチャラツと違うように聞こえます。音域は狭く、音程関係が明確でない感じです。お能で言うなら、旋律のある弱吟と抑揚重視の強吟に少しだけ似ているでしょうか。

Bećarac Lastavice lagana

becarac o Nevesinju i Zaboranima od tri sestre

CRNAČKA GANGA

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