マケドニアと予感
ヤドランカさんの歌を見て行くのも後3回になりました。マケドニアと言う曲はサズの音色が印象的で、詫び寂び感のある歌詞も含め好きな曲です。映像は、画家でもあったヤドランカさんの作品です。予感については、ボスニア、日本、アイルランドの要素をミックスした作品と、本人のコメントがあります。(以下放送原稿を再度)
94年に新星堂オーマガトキから出た「サラエボのバラード」は、一番古い時期の盤ですから、セヴダ風な曲が多く、特に私が気になったのが、8曲目のマケドニアと言う曲です。古い民謡をリメイクし、サズを弾き語っています。以下の訳詞がありました。「恋知るは彼の人 心あるかなきかまで されど運命の時来たりて あわれ 彼の人は倒れて病の床 尋ねて私も旅立った はかなきは我らが命 二人ともにあらんと あわれ この地上の園に」
<8 サラエボのバラード ~Makedonia 3分54秒>
13曲目に入っている「予感」は、コナミのゲーム「幻想水滸伝」のCM曲で、これも叙情的で非常に美しい曲です。夢を壊しては追う人間の営みが切なく歌われ、やはり祖国ユーゴスラヴィアが念頭にあるようです。
<13 フヴァーラ ~予感 Yokan 3分32秒>
【懐メロ】予感 ヤドランカ JADRANKA
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