ドブロヴニクのリンジョ
ドブロヴニクの曲ですが、昨日の女性独唱だけでなく、ラドの演奏していたKolo Poskočica - Linđoもそうでした。ラドのCDではリンドと聞こえましたが、リンジョと言うのが近い発音になると思います。コロ・ポスコチッツァとリンジョは同義だと思いますが、どうでしょうか? コロはバルカン各地のホラやオロと繋がる舞曲なのが名前からも分かります。ダルマチアと言えばイタリア風な曲が多いですが、この曲はギリシア周辺のホロ直系の古風な趣があります。何より細長いケメンチェに似たlijericaと畳みかけるような演奏が、トルコ北東部のカラデニズ・ケメンチェにそっくり。リンジョはヘルツェゴヴィナ南部でも盛んなようです。ヴェネツィア共和国と対立していたドブロヴニクのラグーサ共和国では、イタリア風は取り入れなかったのでしょうか。2本目がラドの演奏です。3本目はチェリストが入ってのドブロヴニクのリンジョ、4本目はヘルツェゴヴィナのリンジョ、5本目はボスニアのコロのようですが、少しイスラム色が感じられます。
DUBROVAČKA POSKOČICA LINĐO
<14 Kolo Poskočica - Linđo 1分25秒>
Cultural Heritage - Lindjo
KUD Jedinstvo | Hercegovački linđo @ Spaladium Arena 4/12/2009
Kolo vodi najljepša djevojka - Kapov Han kod Čajniča - Irfan & Reva Bend (22.8.2021.)
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