1. Cymbal-Bande aus Beltinci Tanz Drmac 01:27
2. Misko Baranja, Cymbal Vsi so venci veili - Alle Kränze sind verwelkt 02:24
3. Cymbal-Bande aus Beltinci Tanz SotiC 01:18
4. Cymbal-Bande aus Beltinci Spitzpolka - Spicpolka 01:52
5. Cymbal-Bande aus Beltinci Mesec sveiti v obri kleiti - Der Mond scheint in den Keller 02:32
6. Cymbal-Bande aus Beltinci, Darja Zalik Po cesti idu drotarji - Topfbinder kommen des Wegs 01:40
7. Cymbal-Bande aus Beltinci Po zelenoj trati - Auf dem grünen Grase 01:02
8. Die Blaskapelle aus Beltinci - 02:00
9. Tamburica-Spieler aus Sodevci C-Polka 02:19
10. Tamburica-Spieler aus Sodevci Starotrska kolo - Kolo-Kreistanz aus Stari trg 01:59
11. Tamburica-Spieler aus Sodevci Der Kuckuck Kukavica 03:49
12. Zdravko Debeljak, Leier Zdravko Debeljak - An der schönen blauen Donau 01:07
13. JoZe Zajc, Violin-Zither Schnelle Polka 01:45
14. JoZe Zajc, Víolin-Zither Walzer 01:34
15. Slavo und Irenka Batista, Violin-Zither und Bass RoZa na vrtu Zelenem cvete - Es blüht eine Rose im grünen Garten 01:43
18. Franc Laporsek, Panflöte, Maks Hernec, Zvegla Jaz bom na Tirolsko vandrau - Gen Tirol will ich wandern 01:08
19. Franc Laporsek, Panflöte, Franc Topolovex, Blasen auf dem Efeublatt Bledi Mesec - Der bleiche Mond, Namenstagsständchen 01:04
20. Franc Laporsek, Panflöte23er Aus Haloze 01:01
21. Franc Laporsek, Panflöte29er Aus Haloze 00:57
22. Maks Herned Zvegla Marsch 00:59
<4 Ta Matjonawa 1分29秒>
Resia Valley Music - Ta Matjonawa
<5 Ta Pustawa 2分32秒>
Brian Olewnickのレビューによると「真のハイライトのいくつかは、無伴奏の女性の重唱で、WödaTaJurüdinaは、このレコーディングの時点で70歳だった2人の女性のデュエットです。失われた愛に対する彼女らの嘆きの優しさは印象的です。」とあります。その6曲目のWoda Ta Jurudinaを次におかけします。
<6 Woda Ta Jurudina 4分6秒>
では最後に、賑やかな歌声と共に足を踏み鳴らし、ヨーデルのような掛け声も入った、場の盛り上がりの様子がよく分かる曲を聞きながら今回はお別れです。最初の2曲がCDのラスト2曲のTa Lipawskaと、チロリアンの叫び声のような僅か4秒のJuhuhuc…!で、後の2曲は11、12曲目共通のPoti Mi Do Po Lipjeと言う曲で、2曲目の方が同じ曲のインストです。
<20 Ta Lipawska 2分42秒>
Ta lipawška (OPZ RTV Slovenija & Janez Dovč & Sozvočja Slovenije)
<21 Juhuhuc…! 4秒>
<11 Poti Mi Do Po Lipje 52秒>
<12 Poti Mi Do Po Lipje 2分26秒>
スロヴェニアの音楽の2回目です。スロヴェニアの民族音楽のまとまった音源としては、ドイツのTrikontから出ていたDer Bleiche Mondと英ARCのTraditional Music of Slovenia以外に、おそらくスロヴェニア盤と思われるSlovenia - Folk Songs from the Frankie Yankovic Collectionと、イタリア北東部フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州のレージア渓谷に住むスロヴェニア人の録音があります。今回はSlovenia - Folk Songs from the Frankie Yankovic Collectionとレージア渓谷の盤からご紹介します。
とは言いましても、Slovenia - Folk Songs from the Frankie Yankovic Collectionは現物を見たことのないアイテムですし、レージア渓谷の方も品切れで手元に残ってないので、曲の詳細は不明です。Frankie Yankovic Collectionの方は男女の歌をアコーディオンなどが伴奏していますが、チロル風な曲調が多く、曲によってはシャンソンのようにも聞こえます。余談ですが、大指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンの母方はスロヴェニア人の家系であり、民族的にはスラヴ人の血を引いているそうです。この盤の全32曲ほとんどがこのチロル風の音楽で、なかなか違いを聞き分けるのが難しいです(笑) 1曲目から3曲続けます。
<1 Sneška Šterbenc / Tell Me Why (Waltz) 3分11秒>
<2 Joseph Kelbel Orchestra / Sell My Skirt / I Saw My Girl Last Night / We Are Slovenian Lads 2分7秒>
<3 Bozo Groselj & Branka Stergar / I Am Young / At Dawn the Frost Fell 1分46秒>
<3 Ta-do Z Te Biske Jasane 2分23秒>
<4 Ta Matjonawa 1分29秒>
<5 Ta Pustawa 2分32秒>
Brian Olewnickのレビューによると「真のハイライトのいくつかは、無伴奏の女性の重唱で、WödaTaJurüdinaは、このレコーディングの時点で70歳だった2人の女性のデュエットです。失われた愛に対する彼女らの嘆きの優しさは印象的です。」とあります。その6曲目のWoda Ta Jurudinaを次におかけします。
<6 Woda Ta Jurudina 4分6秒>
では最後に、賑やかな歌声と共に足を踏み鳴らし、ヨーデルのような掛け声も入った、場の盛り上がりの様子がよく分かる曲を聞きながら今回はお別れです。最初の2曲がCDのラスト2曲のTa Lipawskaと、チロリアンの叫び声のような僅か4秒のJuhuhuc…!で、後の2曲は11、12曲目共通のPoti Mi Do Po Lipjeと言う曲で、2曲目の方が同じ曲のインストです。
ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週
<20 Ta Lipawska 2分42秒>
<21 Juhuhuc…! 4秒>
<11 Poti Mi Do Po Lipje 52秒>
<12 Poti Mi Do Po Lipje 2分26秒>
女声合唱のVokalna Skupina Lanと、トラッド・グループのBrinaの映像も色々ありましたが、放送でかけたMed zvezdamiはなさそうでした。代わりに2011年のライブ映像を上げておきました。女性ヴァイオリニストの凄腕にびっくり。Vokalna Skupina Lanの方が動画は多く上がっているようです。Cvice mi polje pokriloの同じ曲名で、イストリアの舞踊とバグパイプの映像が出てきましたが、やはり不協和音が異色を放っています。スロヴェニアの涼やかな合唱とは、まるっきり違います。ごく近くなのに、この違い。不思議です。(以下放送原稿を再度)
スロヴェニアの民族音楽のまとまった音源としては、ドイツのTrikontから出ていたDer Bleiche Mondと英ARCのTraditional Music of Sloveniaが特に知られていると思いますが、いずれも品切れで手元に残ってない状態でした。ARCの方はストリーミングにありましたが、重要音源の集まったトリコント盤の方はMDでデータを残してあったと思うので、見つかったらおかけしたいと思います。他にはストリーミングで見つけたおそらくスロヴェニア盤と思われるSlovenia - Folk Songs from the Frankie Yankovic Collectionと、イタリア北東部フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州のレージア渓谷に住むスロヴェニア人の録音位です。
ARCの音源をかける前に、前回かけた1950年代初頭のユーゴスラヴィアの2枚のアナログ音源にも1曲ずつ入っていますので、まずはこちらからおかけします。Songs and Dances of Yugoslaviaには、1曲だけスロヴェニアのPolkaが入っています。演奏者がYodeler with accordion(ヨーデル歌手のアコーディオン弾き語り)となっている通り、隣接するオーストリアのチロル音楽が非常に近く感じられます。
<14 Polka 39秒>
Folk Music of Yugoslaviaの方にはSlovenia: Danceと言うタイトルで、やはりチロル風な合唱が入っています。
今日はSongs and Dances of Yugoslaviaから、先日の放送でかけた残りの曲を上げておきます。コロが多いです。その前に昨日の曲、Anica ovce cuvalaを歌っているVasilija Radocicの映像を上げておきました。同じ歌手だと思います。この曲、ルーマニアで言うならドイナに当たるでしょうか。フリーリズム主体のゆったりとしたエレジーと言う印象で、バルカン・ブラスの演奏もありました。それを2本目に。(以下放送原稿を再度)
セルビアの音楽を取り上げるのはスロヴェニアの次になりますが、先日の50年代録音のフォークウェイズ盤で出て来ていたので、数曲見てみます。放送でも言いましたが、カトリックの国クロアチアと違うのは、正教の国セルビアの音楽が、どこか東方的な雰囲気がある点だと思います。クロアチア語とセルビア語は僅かの差のようですが、文字はローマ字からキリル文字に変わります。セルビアの音源は、Ocoraのヴラフ(ワラキア)人のような少数民族の盤やバルカン・ブラスの方が目立って、大多数のセルビア人の伝統音楽自体が内戦後は分かり難くなっているようにも思いますから、こういう古い録音は50年代当時の諸々の状況も垣間見えて興味深いものがあります。
クロアチアの楽器と思っていたタンブリッツァがセルビアでも使われていて、その録音が結構あります。Songs and Dances of Yugoslaviaの2曲目からは、タンブリッツァが使われたセルビアの曲が2曲続きます。明るい音色のタンブリッツァを使っても、どこか灰暗い感じがあります。いずれかけますが、Ocoraのヴラフ(ワラキア)人の音源には、吸血鬼を追い払う笛と言うのも出てきます。どうもその世界(吸血鬼伝説の中心地としての)に引き寄せて聞いてしまう部分も無きにしも非ずですが(笑)、この機会にラテン系のヴラフとスラヴ系のセルビアの関係についても少しでも明らかに出来ればと思っています。
先日の放送でSongs and Dances of Yugoslaviaからかけた1950年代の録音のMoj Dilbereは、モスタル・セヴダ・リユニオンとエスマの歌唱で前にかけたことを、後で思い出しました。「セファルディ風にも聞こえるモイ・ディルベレと言うボスニアの美しい愛の歌で、おそらくセヴダになるのでは」どころか、セヴダリンカど真ん中の曲でした。歌手名はGirl with accordion accompanimentとあるだけで不明です。セヴダの名歌手ナダ・マムラの歌唱も上げておきます。1950年代のこのLPの解説には、セヴダやセヴダリンカの言葉はなかったです。当たり前のことなので、書かなかったのでしょうか。
今回はフォークウェイズのユーゴスラヴィアの1950年代初頭の2枚のアナログ音源から抜粋して行きます。クロアチアの音源は、Songs and Dances of Yugoslaviaに2曲、Folk Music of Yugoslaviaに1曲のみでした。クロアチアの音楽の6回目と考えていましたが、一番多いセルビアなどの音源も併せてご紹介します。
Folk Music of Yugoslaviaの1曲目がクロアチアの曲で、Gresnica地方の非常に古い愛の歌で、男性7人女性7人の合唱で歌われます。
<1 Croatia: Love Song 2分15秒>
Songs and Dances of Yugoslaviaに入っている2曲は、ドブロヴニクの混声合唱と女声合唱で、これも現在は珍しいタイプかも知れません。クロアチア各地の色々な音源を聞いた後では、西ヨーロッパ的な音楽で逆に意外性を感じます。
<5 Ti Rasturi 1分45秒>
<6 Sitna Ki_a-Rosila 1分1秒>
クロアチアの音源は以上の3曲でした。この後はSongs and Dances of Yugoslaviaから何曲か続けます。この盤の1曲目は少しセファルディ風にも聞こえるモイ・ディルベレと言うボスニアの美しい愛の歌で、おそらくセヴダになるのではと思います。歌手名はGirl with accordion accompanimentとあるだけで不明です。
キイェヴォやリカなどのダルマチア後背地の音源をYouTubeで探しましたが、どうやら前にも上げたユネスコの1本目だけかも知れません。Ojkanjeは2声の動きがクルクともクラパとも繋がるように思います。不協和音の目立つクルクと、イタリア風で和声的なクラパ両方に繋がりが見えて、興味深い限りです。大きく声を揺らすのが特徴で、それは1本目でも聞けます。キイェヴォとリカ共にオコラのクロアチアには入っていて、放送でかけました。最後にかけたクラパの2曲、Svet Ivane 6 Moga TrogiraとCivit Mi Je U Goriはありました。資料不足で全くの想像ですが、クルクの音と繋がるような土着的な歌唱のOjkanjeの流れも汲み、クラパのルーツのカトリック教会歌の和声と洗練が加わって、クラパが生まれたのでしょうか?
Ojkanje singing
Švet Ivane o moga Trogira - Vinko Coce i klapa Trogir I Poljud 2006
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