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2021年9月27日 (月)

とりあえずヴァイオリン・ツィターを

ゼアミdeワールド278回目の放送、日曜夜10時にありました。29日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。今週のTrikontのDer Bleiche Mondのデータは、YouTubeには一切見当たりませんでした。とりあえずヴァイオリン・ツィターの動画を一本上げておきます。放送では、ピアノの中身を取り出したような見た目は似ていても、ツィンバルやツィンバロムが打弦楽器、ツィターは撥弦楽器と言うことを言い忘れておりました。ライバッハはまた後日。

スロヴェニアの音楽の3回目です。スロヴェニアの民族音楽と言えば、ドイツのTrikontから出ていたDer Bleiche Mondは絶対外せない盤ですが、手元資料がMDでも見当たらず、結局Trikontのサイトの試聴データでおかけすることにしました。各30秒程で音質は良くないですが、どうかご了承下さい。余談ですが、Trikontと言うレーベル名について、「トリコント」と一文字ずつ5音節にして母音をはっきり入れて日本式に発音するとドイツ語圏の人には全く通じないので、トゥリ・コントと2音節でいつも読んでおりました。

ハンガリーのツィンバロムやオーストリアのツィターの系統と思われるツィンバルが中心になった7曲目までを、まずおかけします。実物は見たことがありませんが、おそらくハンガリーのツィンバロムに近い、楽器を首から下げて弾きながら歩けるスタイルだと思います。

1. Cymbal-Bande aus Beltinci Tanz Drmac 01:27
2. Misko Baranja, Cymbal Vsi so venci veili - Alle Kränze sind verwelkt 02:24
3. Cymbal-Bande aus Beltinci Tanz SotiC 01:18
4. Cymbal-Bande aus Beltinci Spitzpolka - Spicpolka 01:52
5. Cymbal-Bande aus Beltinci Mesec sveiti v obri kleiti - Der Mond scheint in den Keller 02:32
6. Cymbal-Bande aus Beltinci, Darja Zalik Po cesti idu drotarji - Topfbinder kommen des Wegs 01:40
7. Cymbal-Bande aus Beltinci Po zelenoj trati - Auf dem grünen Grase 01:02

8曲目から12曲目までは、ブラスアンサンブルやタンブリッツァが出てきて、12曲目は有名なウインナ・ワルツ「美しく青きドナウ」です。

8. Die Blaskapelle aus Beltinci - 02:00
9. Tamburica-Spieler aus Sodevci C-Polka 02:19
10. Tamburica-Spieler aus Sodevci Starotrska kolo - Kolo-Kreistanz aus Stari trg 01:59
11. Tamburica-Spieler aus Sodevci Der Kuckuck Kukavica 03:49
12. Zdravko Debeljak, Leier Zdravko Debeljak - An der schönen blauen Donau 01:07

ツィンバルの中には、ヴァイオリンと一体化した弓と指の両方で演奏するヴァイオリン・ツィターと言う楽器がありまして、13曲目から3曲入っています。速いポルカやワルツなどを演奏しています。スウェーデンのニッケルハルパに似た、倍音豊かな柔らかい響きです。

13. JoZe Zajc, Violin-Zither Schnelle Polka 01:45
14. JoZe Zajc, Víolin-Zither Walzer 01:34
15. Slavo und Irenka Batista, Violin-Zither und Bass RoZa na vrtu Zelenem cvete - Es blüht eine Rose im grünen Garten 01:43

Lorenz Mühlemann - Hingerem Jörberg (Violin Zither)

Cymbalと綴りが異なるZitherは、おそらくオーストリアのツィターに近い楽器ではと思います。16,17曲目はツィター・アンサンブルの演奏です。

16. Bordun-Zitherensemble aus Benterovci Volksmusik aus dem Prekmurje 02:57
17. Bordun-Zitherensemble aus Benterovci Tschardasch Cardas 03:17

スロヴェニアの東部では、パンフルートがよく使われるそうで、ルーツはギリシアにありルーマニアで盛んな印象の強い組笛のパンフルートがスロヴェニアにもあったという、やはり驚きの4曲が18曲目から続きます。22曲目は明らかに指孔がある笛のようです。

18. Franc Laporsek, Panflöte, Maks Hernec, Zvegla Jaz bom na Tirolsko vandrau - Gen Tirol will ich wandern 01:08
19. Franc Laporsek, Panflöte, Franc Topolovex, Blasen auf dem Efeublatt Bledi Mesec - Der bleiche Mond, Namenstagsständchen 01:04
20. Franc Laporsek, Panflöte23er Aus Haloze 01:01
21. Franc Laporsek, Panflöte29er Aus Haloze 00:57
22. Maks Herned Zvegla Marsch 00:59

23曲目から、映画「第三の男」で余りにも有名なオーストリアのツィター音楽にそっくりな雰囲気の曲が2曲出てきて、その後はアコーディオン中心のポルカとワルツが2曲続き、全26曲を締め括っています。

23. Barbara und Franc Roban, Konzertzither Walzer 01:39
24. Franc Roban, Zither ojstrica, ti nase kraliestvo - Ojstrica, du unser Königreich 01:19
25. Albino GriZaniC, Ziehharmonika plonarca Polka 01:21
26. Albino GriZaniC, Ziehharmonika plonarca Lugarski valCek - Lugaro-Walzer 01:41

ではスロヴェニア・シリーズの最後に、ライバッハの2018年のサウンド・オブ・ミュージックから、My Favorite Thingsを聞きながら今回はお別れです。エーデルワイスやドレミの歌など、有名曲が何曲もあるこのミュージカルを、何とライバッハがカバーしていて、非常に驚いた音源です。チロルやアルプスらしい曲が多いので、スロヴェニアでも馴染み深いのかも知れません。前に言いましたが、個人的に80年代はニューウェーヴやインディーズにどっぷりだったので、ライバッハもLPを持っていましたが、今も活動が続いていることを初めて知って非常にびっくりした次第です。My Favorite Thingsと言えば、ジョン・コルトレーンのソプラノサックスのジャズ演奏が特に有名ですが、弦楽四重奏編曲もありまして、前に1stヴァイオリンとチェロのパートを弾いたことがありました。「私のお気に入り」のタイトルでポピュラーソングとしても一般に知られていると思います。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<5 Laibach / The Sound of Music ~My Favorite Things 3分42秒>

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