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2021年9月 9日 (木)

セルビアの1950年代の音楽

セルビアの音楽を取り上げるのはスロヴェニアの次になりますが、先日の50年代録音のフォークウェイズ盤で出て来ていたので、数曲見てみます。放送でも言いましたが、カトリックの国クロアチアと違うのは、正教の国セルビアの音楽が、どこか東方的な雰囲気がある点だと思います。クロアチア語とセルビア語は僅かの差のようですが、文字はローマ字からキリル文字に変わります。セルビアの音源は、Ocoraのヴラフ(ワラキア)人のような少数民族の盤やバルカン・ブラスの方が目立って、大多数のセルビア人の伝統音楽自体が内戦後は分かり難くなっているようにも思いますから、こういう古い録音は50年代当時の諸々の状況も垣間見えて興味深いものがあります。
クロアチアの楽器と思っていたタンブリッツァがセルビアでも使われていて、その録音が結構あります。Songs and Dances of Yugoslaviaの2曲目からは、タンブリッツァが使われたセルビアの曲が2曲続きます。明るい音色のタンブリッツァを使っても、どこか灰暗い感じがあります。いずれかけますが、Ocoraのヴラフ(ワラキア)人の音源には、吸血鬼を追い払う笛と言うのも出てきます。どうもその世界(吸血鬼伝説の中心地としての)に引き寄せて聞いてしまう部分も無きにしも非ずですが(笑)、この機会にラテン系のヴラフとスラヴ系のセルビアの関係についても少しでも明らかに出来ればと思っています。

<2 Ja Posadih Vjenac 2分13秒>

<3 Anica Ovce _uvala 3分26秒>

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