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2021年10月27日 (水)

ハヴァ・ナギラ

90年代から雑誌やムックなど方々に、ハヴァ・ナギラはアハヴォ・ラボ旋法の典型、マイム・マイムはイエメン系ユダヤの古風な旋法の典型と書いてきましたが(この情報はディスコグラフィ作成で協力させて頂いた水野信男先生の著書を参考にしています)、久しぶりにハヴァ・ナギラを聞きました。この曲については、90年頃に聞いたロシアのメジクニーガ盤のモスクワ・シナゴーグの男声合唱のインパクトが強く、いまだにハシディックの髭をたくわえ黒ずくめの男性の歌声が念頭にあります。イスラエルの民族音楽にもなっていますが、その曲をセルビアのロマ楽師が演奏するというのは、この盤が出た頃は不思議な気もしました。フランク・ロンドンがレパートリーを持ち込んだのか、ユダヤとロマの楽師間でレパートリーの交換が元からあったのか、その辺に関心があります。バラライカ・アンサンブルとダンスの演奏を一本目に、2本目が2002年に出たライヴ・イン・ベオグラードのボバン・マルコヴィッチの音源です。日本のチャランポランタンもやっていたので、3本目に。(以下放送原稿を再度)

HAVA NAGILA DANCE

このライヴ・イン・ベオグラードには、ユダヤの名曲「ハヴァ・ナギラ」も入っています。東欧系ユダヤのハシディック・ソング由来の高揚感をどう表現しているかが聞きものです。

<Boban Marković Orkestar / Live in Belgrade ~Hava Naguila 3分33秒>

Hava Nagila - Japanese Style

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