フレイレフとチョチェク
Freylekhs - Cocek # 5と言う曲は、ほとんどクレズマー音楽のフレイレフ寄りに聞こえます。どこかにチョチェクの部分があるのか、もう少し耳を澄ませる必要を感じます。FreylekhだけでYouTube検索すると、それこそ無限に出てくると思いますので、Freylekhs - Cocek # 5と検索してたまたま出てきた動画が、ジューイッシュ・ウェディングの雰囲気を伝えていてなかなか良いので、こちらを一本目に入れました。Shtetl Neukölln & Tantshoysですが、ベルリン南東部のノイケルンのシュテトル(ユダヤ人集落あるいはコミュニティー)と言う意味のクレズマー・バンドのようです。日本では90年代のようには盛り上がってない感があるクレズマーですが、欧米のユダヤ社会では脈々と受け継がれているのでしょう。(以下放送原稿を再度)
Shtetl Neukölln & Tantshoys #5 - freylekhs
東欧系ユダヤのクレズマー音楽のグループの作品にボバンが客演している音源もありまして、フランク・ロンドン&クレズマー・ブラス・オールスターズ/Brotherhood of Brassと言う同じピラニアのドイツ盤ですが、これはリヴァイヴァル・クレズマーの中心的なグループ、クレズマティクスのトランぺッター、フランク・ロンドンとボバン・マルコヴィッチの両トランぺッターの夢の共演と思われます。祭礼音楽の一種である東欧系ユダヤのフレイレフとロマのチョチェクを合わせる試みでもあるようです。
<Frank London's Klezmer Brass Allstars / Brotherhood of Brass ~Freylekhs - Cocek # 5 (feat. Boban Markovic) 5分22秒>
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