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2021年11月 4日 (木)

イムレ・カールマンのコダーイ無伴奏チェロ

コダーイの無伴奏チェロ・ソナタは、何故か1楽章だけ見られるのが少ないようで、この曲を一躍有名にしたヤーノシュ・シュタルケルの1楽章もないようですし、イムレ・カールマンさんの映像も3楽章のみのようです。仕方ないのでイムレさんの3楽章を一本目に、2本目は現代フランスの名手ゴーティエ・カプソンの1楽章冒頭、3本目は例のイムレ・カールマンさんのバッハのシャコンヌです。ジャンルは違いますが、旧ユーゴのハンガリー系弦楽器名人、イムレさんとライコー・フェリックスに共通するのは、心を打つ激しさと悲しみでしょうか。それはディアスポラのハンガリー人だからなのでしょうか?(以下放送原稿を再度)

では最後に先ほど名前が出たユーゴ側のハンガリー系音楽家、チェリストのイムレ・カールマンが演奏するハンガリーの大作曲家ゾルタン・コダーイの無伴奏チェロソナタを時間まで聞きながら今回はお別れです。ハンガリーの民族舞曲ヴェルブンコシュなどの様式を踏まえた30分を越える大曲ですので、おかけできるのは冒頭の一部です。ヨーヨー・マによる演奏で、第1楽章がサントリーローヤルのCM曲として使用されたので、聞き覚えのある方もいらっしゃるのではと思います。
10年以上前にイムレ・カールマンがチェロで弾くJ.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンのパルティータ2番のシャコンヌのYouTubeをゼアミブログで特集したことがありますが、その記事を見た沖縄のイムレさんのお知り合いの方からこのハンガリー盤を頂きました。シャコンヌを元の調で弾く程の名手ですから、コダーイのこの難曲も楽々弾いているように聞こえます。

Imre Kalman - Kodály Cello Solo Sonata op. 8, III Mvt

Gautier Capuçon plays Kodaly: Sonata for Solo Cello, Op. 8: I. Allegro maestoso ma appassionato

Kalman Imre Cello Johann Sebastian Bach: Chaconne part 1

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