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2021年11月 5日 (金)

Branko KrsmanovicとRakija

今週の放送でかけたセルビアの2つのフォーク・アンサンブルですが、ブランコ・クルスマノヴィッチは1950年代からメンバーチェンジをしながら活動を続けている現地のトップグループと言うことですので、映像もありましたが、ユーゴ紛争前の録音のプラヤサウンド盤「Yugoslavian Songs & Dances)」のアンサンブル・ラキアに関しては、それらしき映像も見当たりませんでした。プラヤサウンド盤で見つかったのは、前にボスニアの時に取り上げた「おお、リューバフ」のみです。現在も活動しているのか今の所手掛かりがありません。曲名で検索するとLjiljanino KoloとSestorka共に有名な曲のようで、沢山ありましたので、それらを貼っておきます。Ljiljanino Koloはプラヤ盤と同じ録音か演奏者ではと思います。Sestorkaは1951年の珍しい映像がありました。(以下放送原稿を再度)

「ブランコ・クルスマノヴィッチ・グループ/セルビア&モンテネグロの音楽」と言うイギリスARC盤は、この2つの国が一つだった2005年に出たので、一緒に入っています。現物が手元に残ってないので、どの曲がセルビアとモンテネグロのどちらになるのか不明ですが、一曲目は一番華やかですし、おそらくセルビアだろうと思って取り上げました。1950年代からメンバーチェンジをしながら活動を続けている現地のトップグループだそうです。
タイトルのVlaske igreは、セルビア語の翻訳にかけると、「ヴラフ人のゲームあるいは演奏」と出てきました。「演奏する」や「遊ぶ」はロシア語でもイグラーチなので、またもやそっくりです。吸血鬼伝説だけでなく諸々のセルビアとルーマニアの文化を繋ぐ民族として、ラテン系の少数民族ヴラフ人は捉えられているのではと思いますが、この音楽もどちらにも似ています。

<Branko Krsmanovic Group / Music of Serbia & Montenegro ~Vlaske igre 5分28秒>
Vlaske igre (Valahian Dances)

XXII MODF „BRANKO KRSMANOVIC” 18-07-2017

ここ数回セルビアのロマ音楽を中心に聞いてきましたが、一般のセルビアの民族音楽の音源からも探してみました。旧ユーゴに入って何度か出てきたフランスのプラヤサウンドの「Chants & Danses De Yougoslavie (Yugoslavian Songs & Dances)」から、アンサンブル・ラキアの演奏で2曲続けます。ユーゴスラヴィアが一つの国だった頃の音源で、Ljiljanino KoloとSestorkaの2曲です。アコーディオンと裏打ちリズムを刻むギターによるコロは典型的なユーゴの旋律を奏でていますが、ユダヤの速いホラにもそっくりです。Sestorkaもテンポは速いですが、ヴァイオリンと笛のメロディはバルカンど真ん中のイメージです。

<Ensemble "Rakija" / Ljiljanino Kolo (Servia) 2分24秒>
Branimir Djokic - Ljiljanino kolo - (Audio 1969) HD

<Ensemble "Rakija" / Sestorka (Servia) 1分53秒>
Narodna igra ŠESTORKA, 1951.

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