<19 Gheorghe Cucu / Aghios o Theos 1分40秒>
<20 Gheorghe Cucu / I zoi en tapho 44秒>
<21 Paul Constantinescu / Easter Oratorio: "Proskinumen sou ta pathi Khriste" 3分20秒>
Colinde de Craciunとは、ルーマニア語で「クリスマス・キャロル」の意味です。Craciunがクリスマス、Colindeがキャロルです。2021年バージョンの今日の映像は公開されたばかり。親しみやすいルーマニアの民族音楽に乗せて女性歌手が歌っています。2本目は女声合唱によるコリンダで、今回の放送でかけた数曲出てきます。演奏はCorul Național Madrigalとあるので、おそらく放送でかけたCDと同じ団体ではと思います。
昨日の件ですが、Adoration of the Magiと言う曲についてはよく分かりませんが、このテーマに惹かれるのは、マギ(東方の三博士)がゾロアスター教徒のペルシア人で、と言う事はグノーシス絡みでは?と言う点に、歴史のロマンを感じるのが一番の大きな理由です。この曲の作曲者はV.I.Popoviciとエレクトレコード盤にクレジットがあります。クリスマス音楽コリンダの一種になるCarol for Palm Sundayの方は、作曲者はゲオルゲ・ククで、この人の曲は来週も取り上げています。
Colinde Romanesti de craciun Anisa Colinde,colinde Alb
今日は放送でかけた曲を続けてアップしておきます。個人的に気になったのは、Adoration of the Magiと「クリスマス音楽コリンダの一種になるようで、曲名はCarol for Palm Sunday」です。また明日探れたら探ってみます。年の瀬の来週はKontakionのMysteries of Byzantine Chantを取り上げますが、今週出てきたゲオルゲ・ククとパウル・コンスタンティネスクの他の曲が登場します。(以下放送原稿を再度)
個人的に注目の2曲を先にかけましたが、次にこの盤からクリスマスらしい最初の3曲を続けます。
Christ Was Born Today、Today, Christ Appeared to Us、Santa Clauss White Locks and Good Morning, Christmas Eveの3曲です。
<1 Christ Was Born Today 59秒>
<2 Today, Christ Appeared to Us 3分26秒>
<3 Santa Clauss White Locks and Good Morning, Christmas Eve 3分22秒>
何年か前のクリスマスにかけたのが、11曲目のHere Come the Carol Singersでした。同じく短調の美しい旋律が耳に残ったのが、18曲目のDown in Bethlehemです。24曲目はルーマニアやハンガリーのクリスマス音楽コリンダの一種になるようで、曲名はCarol for Palm Sundayです。29曲目は先ほどの「東方の三博士」関連の曲で、Adoration of the Magi(東方の三博士の礼拝)と言う曲です。終曲のThe Lord Be Praisedまでおかけします。
ゼアミdeワールド290回目の放送、日曜夜10時にありました。22日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。予測より時間が余りまして、最後のThe Lord Be Praisedは3回繰り返しました。これから3週間の年末年始は、ブログは飛びがちになるかも知れません。m(__)m スタジオが休みのことも多いため、年始初の当番組の放送は、9日になります。年末は29日がラストです。
個人的に注目の2曲を先にかけましたが、次にこの盤からクリスマスらしい最初の3曲を続けます。
Christ Was Born Today
Today, Christ Appeared to Us
Santa Clauss White Locks and Good Morning, Christmas Eve
の3曲です。
<1 Christ Was Born Today 59秒>
<2 Today, Christ Appeared to Us 3分26秒>
<3 Santa Clauss White Locks and Good Morning, Christmas Eve 3分22秒>
何年か前のクリスマスにかけたのが、11曲目のHere Come the Carol Singersでした。同じく短調の美しい旋律が耳に残ったのが、18曲目のDown in Bethlehemです。24曲目はルーマニアやハンガリーのクリスマス音楽コリンダの一種になるようで、曲名はCarol for Palm Sundayです。29曲目は先ほどの「東方の三博士」関連の曲で、Adoration of the Magi(東方の三博士の礼拝)と言う曲です。もし時間が余りましたら、終曲のThe Lord Be Praisedまでおかけします。これらを聞きながら今回はお別れです。
ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週
<11 Here Come the Carol Singers 55秒>
<18 Down in Bethlehem 2分40秒>
<24 Carol for Palm Sunday 2分45秒>
<29 Adoration of the Magi 1分40秒>
<32 The Lord Be Praised 1分25秒>
メロディラインの独特な4曲目のHora ca la cavalを次におかけします。縦笛カヴァルの奏法を模した踊りの曲です。陰鬱なような少しユーモラスなような独特な雰囲気ですが、エリック・サティのピアノ曲グノシェンヌを思い出させる曲です。サティは1889年のパリ万博で聞いたルーマニア音楽からインスピレーションを受けてグノシェンヌを書いたと言われています。
<4 Gheorghe Zamfir / The Sound of the Pan-pipe ~Hora ca la caval 2分1秒>
8曲目のBalada lui Costea Pacurarulは、LPでは「森林警備隊のバラード」と言う邦題が付いていました。ドイナのスタイルで25管の特大型のナイの性能が最も発揮された曲で、農民の間にあったバラードを取り上げてパンパイプ(ナイ)の曲にしていると解説にあります。
<8 Gheorghe Zamfir / The Sound of the Pan-pipe ~Balada lui Costea Pacurarul 3分22秒>
ルーマニアの3回目になります。何度かゼアミブログには書いたと思いますが、パンパイプの名人ゲオルゲ・ザンフィルのLPを1977年に聞いたことが、個人的にルーマニア音楽だけでなく民族音楽事始めだったので、ここでそのルーマニアElectrecord盤を入れておきたいと思います。フランス風に「ジョルジュ・ザンフィル」としてイージーリスニングに進出する前の録音です。LPのライナーノーツは、世界的な民族音楽学者だった故・小泉文夫氏が担当されています。タラフ・ドゥ・ハイドゥークスのようにロマ(ジプシー)ではないようですが、ザンフィルも同じくラウタル(職業楽士)です。1970年に彼のタラフ(小さなバンド)を結成し、そのメンバーには当時の各楽器のトップソリストだったIon Drăgoi (violin), Ion Lăceanu (flutes), Dumitru Fărcaș (tarogato), Tony Iordache (cymbalum)などがいました。
<12 Gheorghe Zamfir / The Sound of the Pan-pipe ~Ciocarlia 2分51秒>
メロディラインの独特な4曲目のHora ca la cavalを次におかけします。縦笛カヴァルの奏法を模した踊りの曲です。陰鬱なような少しユーモラスなような独特な雰囲気ですが、エリック・サティのピアノ曲グノシェンヌを思い出させる曲です。サティは1889年のパリ万博で聞いたルーマニア音楽からインスピレーションを受けてグノシェンヌを書いたと言われています。
<4 Gheorghe Zamfir / The Sound of the Pan-pipe ~Hora ca la caval 2分1秒>
8曲目のBalada lui Costea Pacurarulは、LPでは「森林警備隊のバラード」と言う邦題が付いていました。ドイナのスタイルで25管の特大型のナイの性能が最も発揮された曲で、農民の間にあったバラードを取り上げてパンパイプ(ナイ)の曲にしていると解説にあります。
<8 Gheorghe Zamfir / The Sound of the Pan-pipe ~Balada lui Costea Pacurarul 3分22秒>
ルーマニアの2回目は、仏Chant du mondeから出ていた「アルーマニアのポリフォニー」(Vocal Polyphony of the Arumanians)と言う盤です。ルーマニアの前に「ア」が付きます。90年代の内には廃盤になっていて現在は入手不可の盤です。この盤はルーマニア南東部ドブロジャ地方での録音ですが、アルーマニア人はギリシア、アルバニア、マケドニア、ブルガリアなど、バルカン半島南部各地に点々と居住しています。ローマ帝国の公用語だったラテン語由来のルーマニア語では周囲のスラヴ語からの借用語も多いのに対して、アルーマニア語は南に寄っていたためギリシア語起源の語彙が多いそうです。ローマ帝国内で話されていた口語ラテン語から分化したヴラフの言葉とルーマニア語は方言程度の差だと思いますが、アルーマニア語とルーマニア語の相互理解は、なかなか難しいようです。
<1 Song. Female Duo And Mixed Drone 2分29秒>
<2 Song. Male Duo And Drone 4分4秒>
<3 Song. Alternate Male Trio And Drone 5分14秒>
この仏Chant du mondeの「アルーマニアのポリフォニー」に入っているのは、二つの大戦の際の住民交換でアルバニアとギリシアからルーマニア東部に移住してきた人々による演奏ですので、ポリフォニーはアルバニアやギリシアの歌唱に似ています。「地中海のポリフォニー」のシリーズ名通り、コルシカやサルディニアと近い部分もあると思います。
楽器で入っているのは唯一バグパイプで、これはブルガリア風にも聞こえます。因みにポリフォニーが盛んなこの地域のアルーマニア人の間ではロマの音楽家も出る幕がないそうです。
3月から続いた旧ユーゴ諸国の音楽巡りは、泣いても笑っても今日で終わり。次週からルーマニアですが、おそらく番組20回はかけると思います。その後はハンガリー、これも20回は行くでしょう。と言うことは両国終えてチェコ、モラヴィア、スロヴァキアに入るのは、早くて8か月後です。ルーマニアとハンガリー関連のユダヤ音源をどこで入れるかもありますので、入れていった場合、1年後になるかも知れません。
セルビアのラストは、放送の最後にかけたSveti SavaのSplet Igara Iz Centralne I Zapadne Srbijeで、セルビアの中部と西部の音楽のようですが、この曲もルーマニア音楽に似て聞こえる部分があるように思いました。ワラキア西部のオルテニアは、すぐ近くですから似てくるのでしょうか。2本目は舞踊のライブ映像の中では、一番ARC盤に似た演奏に聞こえました。
セルビア東部のヴラフ人の葬儀の音源に、Padura, Sora Paduraと言うバラードがありまして、2回前にかけましたが、この曲は「森、姉妹の森」のような意味でした。埋葬後に故人の家で歌われるということでしたが、そっくりなタイトルの曲がタラフ・ドゥ・ハイドゥークスにもありまして、こちらはラヴソングと言う解説になっています。曲名はPadure Verde, Padureで、やはり「緑の森、森」のような意味です。タラフ・ドゥ・ハイドゥークスの2000年頃の来日の際は、長老の一人だったカクリカがツィンバロム弾き語りでエモーショナルな歌声を聞かせています。彼は88年にオコラから出ていた「ワラキアのジプシー音楽」でニコラエ・ネアクシュやイオン・マノレと一緒に名を連ねています。3人とも故人になってしまいました。
Taraf de Haidouks Clejani Roata - Cacurică( "Pădure verde,pădure")
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