カヴァルの踊り グノシェンヌ
放送でかけた後数曲の全部は触れられないので、グノシェンヌを思い出してしまう「カヴァルの踊り」と「森林警備隊のバラード」を入れておきます。リズムが違っても似て聞こえるのは、この独特な音階ゆえでしょう。(以下放送原稿を再度)
メロディラインの独特な4曲目のHora ca la cavalを次におかけします。縦笛カヴァルの奏法を模した踊りの曲です。陰鬱なような少しユーモラスなような独特な雰囲気ですが、エリック・サティのピアノ曲グノシェンヌを思い出させる曲です。サティは1889年のパリ万博で聞いたルーマニア音楽からインスピレーションを受けてグノシェンヌを書いたと言われています。
<4 Gheorghe Zamfir / The Sound of the Pan-pipe ~Hora ca la caval 2分1秒>
8曲目のBalada lui Costea Pacurarulは、LPでは「森林警備隊のバラード」と言う邦題が付いていました。ドイナのスタイルで25管の特大型のナイの性能が最も発揮された曲で、農民の間にあったバラードを取り上げてパンパイプ(ナイ)の曲にしていると解説にあります。
<8 Gheorghe Zamfir / The Sound of the Pan-pipe ~Balada lui Costea Pacurarul 3分22秒>
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