ゲオルゲ・ククとパウル・コンスタンティネスク
今回は月曜のブログで終えようかとも思いましたが、タイトルで検索すると大体の曲が見つかりましたので、スタジオで収録しながら改めて特に聞き入ったゲオルゲ・ククの2曲他を上げておきます。(以下放送原稿を再度)
次にルーマニア人作曲家の曲の中から、前回「ルーマニアのクリスマス・キャロル」にも出てきたゲオルゲ・ククとパウル・コンスタンティネスクの曲を3曲続けます。男声合唱によるゲオルゲ・ククの短い2曲はルーマニア語で歌われているようです。ルーマニア音楽らしい哀感が感じられる曲です。混声合唱で始まるコンスタンティネスクの曲はイースター・オラトリオからの抜粋で、歌詞はギリシア語のようですが、曲調はルーマニア風に聞こえます。
グループ名のコンタキオンについてですが、正教会と東方典礼カトリックの典礼で行われる賛美歌の一形態で、6世紀頃にビザンツ帝国で生まれています。前回アントン・パンの曲に正教会とカトリックらしき曲が混じっているのを不思議に思いましたが、ルーマニア人口の5.1%を占めるというカトリックは、ローマカトリックではなく、おそらく日本ではほとんど知られていない東方典礼カトリックだったのではと思います。
<19 Gheorghe Cucu / Aghios o Theos 1分40秒>
<20 Gheorghe Cucu / I zoi en tapho 44秒>
<21 Paul Constantinescu / Easter Oratorio: "Proskinumen sou ta pathi Khriste" 3分20秒>
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