新内流し
今回久々に新内のYouTubeを検索したら、色々出て来て驚きました。数年前はほとんどなかったのですが。時代劇でも有名な新内流しですが、吉原の遊女供養の新内浄瑠璃流しと、新内仲三郎さんと息子の剛士さんの演奏が、二挺三味線の演奏風景も分かって特に素晴らしく思いました。
吉原の遊女供養の方で上調子(枷と言うカポタストのようなものを付けて4度上げた三味線)を弾いている杉浦さんには、99年の邦ジャの和音のオープニングでお会いしたことがあります。胡弓の演奏家としても有名な方です。新内所縁の地として、吉原神社も行きましたが、遊女の投げ込み寺として有名な三ノ輪の浄閑寺にも、96年の4/29の荷風忌に行きました。「生まれては苦界 死しては浄閑寺」の川柳でよく知られる浄土宗の寺です。新吉原総霊塔だけでなく有名な筆塚も見てきましたが、永井荷風は新内は好まなかったようです。
2本目の新内仲三郎さんは人間国宝で、現在の新内三味線と新内語りの最高峰でしょう。息子の新内剛士さんと娘の新内仲優莉さんの新内流しを96年に江戸東京博物館で聞く機会がありまして、大変に魅了されました。あれから早25年、びっくりです。
吉原で遊女供養の新内浄瑠璃流し
六代目新内仲三郎/新内剛士
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