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2022年1月26日 (水)

Inmormantarea marelui violonist Neacsu Nicolae ( Culai ) Taraf de Haidouks

一昨日上げたチャウシェスクの圧政時代の苦しみを振り返るバラードは、映画「ラッチョ・ドローム」に確かに出てきましたが、ラストシーンではなく、真ん中辺りでした。すぐ後にカリウが家でヴァイオリンを弾き出すシーンが入っていました。ニコラエ・ネアクシュ爺さんのこの曲の弾き語りは、他のドキュメンタリーで見たのかも知れません。知人に最近聞かせたら、コンマ一秒の揺らぎがあって、圧倒的に素晴らしいとのコメントでした。私も本当にそう思います。皺枯れ声のバラードの味わい深さは言うまでもなく、ゆったりの部分でのヴァイオリンの左手の細かい装飾は、カリウやコスティカも真似できないのでは。タイミングもジャストではなく、少しためがあるとでも言えましょうか。それらは、長年のラウタリ生活の末に付いた苔のような、渋みと深みを感じます。どちらも若い世代に引き継がれることはないのではと思うと寂しい限りで、2000年と2001年に彼の生演奏を2回見れたことは大きな宝です。
そして何と2本目は、2002年に亡くなったニコラエ・ネアクシュ爺さんの葬儀と追悼演奏でした。この映像の存在を今日まで知らず。大先輩のために涙をこらえてヴァイオリンを弾くカリウや、歳の近いカクリカの嘆き歌を聞き、涙腺崩壊の今日です。

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Inmormantarea marelui violonist Neacsu Nicolae ( Culai ) Taraf de Haidouks

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