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2022年1月17日 (月)

タラフ・ドゥ・ハイドゥークスの前身 クレジャニ村のラウタリ

ゼアミdeワールド293回目の放送、日曜夜10時にありました。19日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。1本目は抜粋音源がありました。この80年代の写真はオコラ盤に載っていたものです。他はまた後日探しますが、あるでしょうか?

ルーマニアの音楽に戻りまして、6回目になります。今回は2000年以来、何度も来日してお馴染みのワラキアのジプシー音楽のグループ、タラフ・ドゥ・ハイドゥークスが結成されるきっかけになったオコラの「ワラキアのジプシー音楽 クレジャニ村のラウタリ」をご紹介したいと思います。
1988年リリースのこの盤を聞いたベルギーのステファン・カロ他数人が現地を訪れて「タラフ・ドゥ・ハイドゥークス(「義賊のバンド」の意)の結成を持ち掛け、90年代になってベルギーのCrammed Discから数枚がリリースされました。90年代から欧米では徐々に人気を集め、2000年の初来日以降、日本でも大ブレークしたのはワールドミュージックリスナーの間では周知の事と思います。
このオコラ盤には極めて泥臭いルーマニアのジプシー音楽が記録されています。演奏者はヴァイオリンと歌のニコラエ・ネアクシュ、イオン・マノレ、ツィンバロムのドゥミトル・カクリカ・バイク、ペトレ・マノレの長老格の4人が中心で、ほとんどの長老はもう亡くなっています。初来日以来、華々しい技巧で驚かせてきた花形ヴァイオリン奏者カリウなど、中堅や若手はまだこの中には見えません。
まずは、1曲目のCîntec De Dragoste 愛の歌~オベデアンの牧草地、からおかけします。

<1 Cîntec De Dragoste: "Lunca Obedeanului" 14分55秒>
Taraful Haiducilor Lunca Obedeanului

3曲目のRînd De Horeは、舞踊組曲のような意味ですが、同じタイトルで彼らの数枚の盤に入っていて、それぞれ別の曲の組曲になっているようです。この演奏は1988年のルンド・デ・ホーレ(舞踊組曲)です。

<3 Rînd De Hore 6分21秒>

私は2005年のUターン前に、2000年の初来日以来2004年までに4回、ほぼ毎年タラフ・ドゥ・ハイドゥークスのステージを見ましたが、2000年と2001年にはまだニコラエ・ネアクシュがご存命中で、名物の糸弾きヴァイオリンも披露していました。彼は2002年に78歳で亡くなり、あの味わい深い皺がれ声の歌声も聞けなくなってしまいました。彼のヴァイオリンと歌から始まる2曲目のCîntec: "Lelitã Circuimãreasã"を時間まで聞きながら今回はお別れです。この盤は5曲入りですが、4曲が10分以上ですので、放送でかけられるのは限られます。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<2 Cîntec: "Lelitã Circuimãreasã" 11分>

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