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2022年5月 9日 (月)

マラムレシュの結婚式の音楽

ゼアミdeワールド308回目の放送、日曜夜10時にありました。11日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。今日の一本には放送でかけてない曲も全て入っています。

ルーマニアの音楽の20回目になります。今回は1993年にフランスOcoraから出た「マラムレシュの結婚式の音楽」からご紹介します。前々回の「ムジカーシュ/マラマロシュ トランシルヴァニアの失われたユダヤ音楽」と同じく、トランシルヴァニア北部のマラムレシュ地方での1973年の音源です。

まずは1曲目と3曲目からおかけしますが、1曲目の途中から「ひばり(チョカリア)」が登場します。マラムレシュ版のチョカリアです。編成は旋律を奏でるヴァイオリン、リズム担当の3弦のギター、ベース担当のコントラバスが基本のようです。マラムレシュでは戦前はユダヤ人楽士も多かったそうですが、今はジプシーのヴァイオリン奏者が多いように聞きました。

<1 Musiques De Mariage De Maramureș ~Four Dances 5分>
<3 Musiques De Mariage De Maramureș ~Four Dances 4分53秒>
Roumanie - Musiques de mariage du Maramureș

マラムレシュと言えば、写真家でエッセイストの、みやこうせいさんを思い出します。ルーマニアのフォークロアの宝庫のようなマラムレシュ地方に魅せられて度々現地に赴き、紀行エッセイや写真集を何冊も出されています。「森のかなたのミューズたち」は、特に魅了された一冊です。

90年代前半だったと思いますが、UNESCO世界遺産に登録されているマラムレシュの木造聖堂群や、埋葬者の人生に関わるレリーフと墓碑文が刻まれた色彩豊かな墓碑が並ぶことで知られるサプンツァ村の墓地(Merry Cemetery of Săpânţa)の特集番組を見た記憶があります。青が基調のカラフルな墓碑のため「陽気な墓」と呼ばれるそうで、埋葬者の生前の姿が生き生きと描かれています。ピンポイントの内容だったので、みやこうせいさんが制作に関わっていたのかも知れません。

次に5曲目のグリッサンドを伴うダンスから、ダンス・ソング、ローカル・ソングの3曲を続けます。グリッサンドとは音をずり上げまたはずり下げる奏法で、弦楽器の場合ポルタメントと言うことが多いと思いますが、鍵盤に使われる用語が使われている所が目を引きます。続く2曲も、前半より短いですが多様さが目立つ曲です。

<5 Musiques De Mariage De Maramureș ~Dance With Glissandi 2分32秒>
<6 Musiques De Mariage De Maramureș ~Dance Song 3分57秒>
<7 Musiques De Mariage De Maramureș ~Local Song 5分52秒>

では最後に、この盤のラスト8曲目のDancesを時間まで聞きながら今回はお別れです。この盤は3つの村の楽士の演奏を収めていますが、この曲はベルベシュティ村での録音です。マラムレシュの結婚式の音源はフランスのBudaからも出ていますが、現物とデータ共に行方不明ですので、オコラ盤のみにしておきます。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<8 Musiques De Mariage De Maramureș ~Dances 9分39秒>

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