更にエネスコのヴァイオリン・ソナタ第3番
火曜には通常ブログは書いておりませんが、先週のネタが多過ぎて4回で収まらなかったので、今日2本上げておきます。明日の放送原稿も、ほぼ出来ていますし。イラン系ユダヤ人のペルシア音楽のヴァイオリン演奏も、最近見つけて非常に驚いた映像ですが、それはまたの機会にして、エネスコのヴァイオリン・ソナタ第3番ですが、Yehudi Menuhinと妹のHephzibah Menuhinの全曲演奏がありました。録音は1967年とあります。先日はライブ映像でしたが、1楽章だけでしたから。既存の音源かも知れませんが、何よりこの静止画の写真が貴重です。少年時代のメニューインと、彼を温かく見守る師匠のジョルジュ・エネスコ。最高の一枚です。
そして2本目は、何とエネスコがピアノ伴奏に回っての全曲演奏。ヴァイオリンはSerge Blancと言う人です。1952年ですから、亡くなる3年前の演奏です。2楽章初めの同音連打など弱音部分も割と大きく聞こえて、曲の秘密の一端が垣間見えるようです。コメントにInteresting to hear this after a recording of a doina by Maria Tanase.と言うのを見かけて、ニヤリとしました(笑) マリア・タナセは、何回か先で取り上げます。
George Enescu. Violin Sonata No. 3 - Yehudi Menuhin (violin), Hephzibah Menuhin (piano); rec.1967
RARE! Enescu plays Piano - Sonata Nr.3 for Violin & Piano, Serge Blanc (Violin), Live 1952
| 固定リンク
「ルーマニア」カテゴリの記事
- コマネチが床に使った曲 サニエ・ク・ズルガライ(2024.04.24)
- MarmaroshとムジカーシュのSzol a kakas mar(2023.12.13)
- 44のヴァイオリン二重奏曲のフィナーレ エルデーイの踊り(2023.05.12)
- Dunántúli UgrósokとPorondos Víz Martján(2023.05.11)
- ルーマニア民族舞曲の棒踊りと足踏み踊り(2023.05.10)
「ヴァイオリン」カテゴリの記事
- バルトークの44のヴァイオリン二重奏曲のスロヴァキア民謡(2024.11.28)
- モーツァルト(カデンツァはジプシー音楽他) タラフっぽいLFAT(2024.10.25)
- モンティのチャールダーシュ Transylvanian Mountain Boys(2024.10.24)
- 若い頃のジル・アパップ(2024.10.23)
- ジル・アパップのスケルツォ・タランテラ(2024.10.21)
コメント