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2022年6月 3日 (金)

戦前のゴルジのタラフ

今週の放送でかけた音源で、残るはオルテニア編9~11曲目のHore Gorjenesti、Sîrbe、Brîuletulです。曲名を和訳すれば、ゴルジのホラ、スルバ、ブルウで、いずれもルーマニアの代表的な民族舞曲です。番組で解説を入れたように、オルテニアはタラフ・ドゥ・ハイドゥークスのいるムンテニアの西に位置しますが、いずれもタラフ・ドゥ・ハイドゥークスを思い出してしまうような曲でした。カルパチア南麓のオルテニアのゴルジ村は、古くからタラフたちが活躍してきた所で、バルトークの仕事を引き継いだコンスタンティン・ブライロウが、まず民謡調査地に選んだ場所です。同じVDEから2008年のゴルジでのラウタルたちの新しい録音が登場しています。
演奏者はLPサイズの解説にだけ書いてありますので、以下に転記します。ホラがNelu Busuiocのヴァイオリンと彼のタラフ、スルバはGrigore Murgu(1st Vn), Mihai Lataretu(2nd Vn), Petre Geoagiu(2nd Vn), Gheorghe Magherea(Cb) 、ブルウはCiochina Suchici(1st Vn), Ion Luca Borcan(2nd Vn), Ion Stefu(Cb)です。チェロではなく、コントラバスと言うところが面白いです。そう言えば、シャン・デュ・モンドからは90年代に「トランシルヴァニアの弦楽四重奏」と言う盤がありました。やはりヴィオラは入らない形だったか確認してみますが、何回か先の放送でかけると思います。
タラフ・ドゥ・ハイドゥークスによるこの3つの舞曲の演奏を4~6本目に入れておきましたが、一番有名なホラや、帯踊りのブルウよりも、スルバは8分の6拍子か8分の12拍子と言う特徴がはっきりしているので、分かり易い様に思います。「ウルサリ(熊使い)のホラ」は、代表曲ですが、タラフのシリーズでかけられてなかった曲です。

<9 Hore Gorjenesti 3分29秒>

<10 Sîrbe 3分11秒>

<11 Brîuletul 3分15秒>

Taraf de Haïdouks - Hora ca la ursari

Taraf de Haïdouks - Sirba

Briu

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