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2022年6月20日 (月)

バロ・ビアオ(盛大な結婚式)後半

ゼアミdeワールド314回目の放送、日曜夜10時にありました。22日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。ラジオ・パシュカニは水曜以降に。

ルーマニアの音楽の26回目になります。先週に続いてルーマニア東北部モルダヴィア地方のジプシー・ブラスのグループ、ファンファーレ・チョカリアの2000年リリースの盤「バロ・ビアオ」の後半から始めます。

ファンファーレ・チョカリアは、映画「アンダーグラウンド」で火が付いていたバルカン・ブラス・ブームを更に盛り上げたグループですが、ユーゴのブラス音楽と大きく異なっていたのは、更に上を行く超高速のジプシー音楽で、曲名にもルーマニアの舞踊曲のスルバやホラから、ゆったりとしたフリーリズムのドイナまで登場する点です。

旧ユーゴ諸国やブルガリアなどバルカン半島の他の国に残るブラス・バンドと同様に、モルダヴィアのブラスも、バルカンまで進出して来ていたオスマン・トルコの軍楽隊に由来すると言われています。ファンファーレ・チョカルリアの楽器構成はトランペット、テノールホルン、ドイツ式のバリトン、チューバ(ヘリコン helicon)、クラリネット、サクソフォーン、バスドラム、パーカッションです。

11曲目の「ハイ、ロマレー!」とは、「それゆけジプシー!」の意味で、猛烈なスピードの曲です。

<11 Hai Romale! 1分54秒>

14曲目の「バラシュヤーンカを8回」のバラシュヤーンカとは、モルダヴィア北部に古くから伝わるダンスで、またもや猛スピードの曲です。

<14 Balaseanca De 8 Ore 2分31秒>

マネアはインドの映画音楽も連想させる曲調が多い、祝いの席での重要な音楽で、6曲目と16曲目に入っています。16曲目のManea Tiganilorの方をおかけします。

<16 Manea Tiganilor 3分7秒>

最後を飾る18曲目のバロ・ビアオは、彼らの言葉で「盛大な結婚式」のような意味で、ファンファーレ・チョカリアがパシュカニ村で「アスファルト・タンゴ」を演奏するという設定になっています。

<18 Baro Biao 5分31秒 抜粋>

続いて98年に出たファースト・アルバムの「ラジオ・パシュカニ」から、3曲選んでみました。現物は手元にないので、詳細は不明です。最初のCiocarlia si Suite(チョカリアと組曲)は、元々ルーマニアの曲ですが、面白いことに95年のユーゴ映画「アンダーグラウンド」のユーゴのブラスバンドの演奏を逆に真似ているように聞こえます。
その後は、ルーマニアらしい曲を2曲、Rusasca de la BuzdugとSirba de la Zece Prajini(ゼチェ・プラジーニのスルバ)です。どちらも東欧一の高速を実感できる演奏です。

<8 Ciocarlia si Suite 4分49秒>
<2 Rusasca de la Buzdug 1分21秒>
<3 Sirba de la Zece Prajini 2分9秒>

では最後に2016年の「20」と言う盤から、マケドニアのジプシー・クイーン、エスマ・レジェポヴァと共演したNakelavisheを聞きながら今回はお別れです。テノールホルンを持ったメンバーが一人写っているかっこよくて印象的なジャケットで、結成20周年のベスト盤的なコンピレーションでしょうか。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<24 Nakelavishe (feat. Esma Redzepova) 3分>

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