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2022年6月16日 (木)

バリトンではなくテノールホルン

今日の動画の曲は19日の放送分に入れた曲で、98年に出たファースト・アルバムの「ラジオ・パシュカニ」の、Ciocarlia si Suite(チョカリアと組曲?)です。ルーマニアの曲ですが、面白いことに95年のユーゴ映画「アンダーグラウンド」のユーゴのブラスバンドの演奏を逆に真似ているように聞こえます。
このファンファーレ・チョカリアの20周年記念盤のジャケットでメンバーが一人構えているのは、ずっとバリトンかと思っていましたが、短めの管の形状から見て、テノールホルンのようです。バリトンやテノールホルンはジプシー・ブラスでは伴奏に回っていることが多いとは思いますが、この楕円形は大変目立ちます。前から憧れの楽器ですが、歯が悪い者としては金管は無理!と吹く前から諦めています(泣笑)
以下はテノールホルンにつていのウィキペディアの解説です。そう言えば、マーラーの交響曲第7番で聞こえていたかと思い出しました。久々にホーレンシュタインの演奏を聞いてみようかと思います。
ドイツや中欧・東欧では、ロータリー・バルブを備えていて、ユーフォニアムよりもやや管の細いB♭管の楽器を「テノールホルン」(Tenorhorn)と呼ぶ。もともとはトランペット型でテノール音域の楽器だったが、次第にトランペット型から、卵形やチューバ型に移行したようである。別掲のドイツの「ドイツ式バリトン」や「カイゼルバリトン」と同じ外観だが、これらに比べてベルの直径は小さく、管の内径は細めである。便宜上、イギリスのバリトン(baritone)と同じ種類の楽器と見なされる場合が多いが、テノールホルンの管はイギリスのバリトンよりももっと太く、その役割はむしろユーフォニアムに近い。マーラーの交響曲第7番「夜の歌」にはテノールホルンのパートがあり、冒頭から荘厳なソロを奏でる。

Ciocârlia Si Suite

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