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2022年8月 3日 (水)

ハンガリー舞曲第5番の原曲

ブラームスのハンガリー舞曲については、1980年にチェリビダッケの名演に魅了されてから、第1番がこの曲集の内では一番の愛好曲で、弦楽合奏でも何度か練習した曲です(5番のようには取り組みやすくなく、かなりの難曲で、まだ披露するまでには至っていませんが)。第1番の原曲を知りたいところですが、今の所はっきり分かっているのは、一番有名な第5番で、ケーレル・ベーラのチャールダーシュ "Bartfai emlek"が原曲です。動画も色々ありまして、途中からブラームスの曲とほとんど同じ旋律に変わります。
ケーレル・ベーラと言う作曲家は、ドイツ人(トランシルヴァニアのドイツ人=ザクセン人の家系か?)の父とハンガリー人の母の間に生まれたとありますので、先日の解説の「レメーニからジプシー音楽を教えられて魅了され」と言う部分は、直ではなかったということになるでしょうか。つまり、ケーレル・ベーラの曲にジプシー音楽の原曲があるのかも知れません。
それと、これは後日のテーマになりますが、先程の解説の続きの「それ以来ブラームスは、それをハンガリーの民族音楽と信じて」と言う部分が肝で、バルトーク~コダーイの研究以降、ハンガリー(マジャール)とジプシーの古くからの伝統音楽はそれぞれ別にあって、チャールダーシュはそのどちらでもないという事になります。しかし、その事実はチャールダーシュの魅力と価値をいささかも下げるものではないと思います。

B.Kéler_ Bártfai emlék Csárdás

Béla Kéler Czardas, Op.31

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