ボックス・チェロとマジャール・ノータとの共演
紛らわしい映像もあるようですが、これは間違いなく「神技のジプシー・ヴァイオリン」のラースロー・ベルキだと思われる映像から、彼の妙技をもっと間近で見られる映像を3本選んでみました。
1本目はボックス・チェロの打弦楽器ガルドンとのデュオで、この楽器はトランシルヴァニアやモルダヴィアのハンガリー系のイメージが強いので、かなり意外な組み合わせです。都会のジプシー音楽家の彼が田舎のハンガリー音楽と共演するという、珍しい図ではないかと思います。1975年ですから、「エチェル村の結婚式」の頃だと思います。
2、3本目はマジャール・ノータ(ハンガリーの大衆歌曲)の伴奏です。昔はハンガリー盤LPで聞くハンガリー音楽は、マジャール・ノータがかなり多かったように記憶しています。ハンガリーの演歌のようなジャンルでしょうか。実はラースロー・ベルキは都会のジプシー楽団の音楽でまず連想するレストランでの演奏はほとんどなく、コンサートでの演奏がほとんどだったそうですが、マジャール・ノータはコンサートスタイルの方になるのではと思います。
A budapesti cigányprímás és a felcsiki népzene esete, 1975
Berki László és cigányzenekara
Kovács Apollónia énekel-kísér-Berki László és zenekara-Kongresszusi Központ(cigánybál)
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