「翔べよ、孔雀よ」のメンゲルベルク初演録音
月曜に原曲の民謡をかけましたが、5音音階(ペンタトニック)のハンガリー民謡の象徴的な歌として特によく知られている「翔べよ、孔雀よ」は、コダーイが管弦楽の変奏曲を書いています。初演は1939年11月23日にウィレム・メンゲルベルク指揮、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団で、今日のYouTubeはその世界初演ライヴです。この曲は、かつてオスマン帝国の支配下に置かれたマジャール人を囚人になぞらえ、彼らの自由への情熱を歌った曲です。番組では主題と第1~第6変奏をかけましたが、大分前に入手したぶつ切れの音源で演奏者は不明になってしまっている上に、すぐ後の民謡音源の頭がどうしても上手くカットできず一瞬流れてしまいました。(余談ですが、私はメンゲルベルクと言えば、アルトのアリアで聴衆の啜り泣きが聞こえると言う、あのバッハのマタイ受難曲をどうしても思い出してしまいます)
Kodály Variations on a Hungarian Folksong "Fölszállott a páva"(1939 rec)
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