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2022年12月14日 (水)

エルデーイ・トラッドの昔と今

「Listen, My Hungarians: A Survey of Hungarian Folk Music」の2枚目に、エルデーイ(トランシルヴァニア)の昔と最近のハンガリー系トラッドの格好のサンプルがありましたので、今日は2本続けて入れます。2本目はダンスハウスが始まった頃の音源になると思います。ハンガリー民謡10枚組、ドハーニ街の後で現在のトラッドも少し聞く予定です。(以下放送原稿を再度)

まずエルデーイ~ブコヴィナ編ですが、4、14、12、13曲目を選んでみました。トランシルヴァニアはルーマニアの時にも取り上げましたが、今回はハンガリー系住民の音楽です。何度も解説を入れていますが、トランシルヴァニアはハンガリー語ではエルデーイと言います。

4曲目はラースロー・ライタによる1941年録音と言うかなり古い音源で、ダンスハウス以降の現在のハンガリー・トラッドでよく聞かれるスタイルそのもののように聞こえます。セーキ・ラコダルマシュと言うタイトルは「セーク地方の結婚の歌」の意味だと思います。

<4 Marton Zsuki Ferenczi / Szeki lakodalmas (Wedding song) 2分50秒>

14曲目に現在ハンガリー・トラッドでよく聞かれるスタイルの演奏が入っていますので、比較で入れておきます。1974年録音のチャールダーシュのゆったりしたラッサンの部分です。

<14 Zoltan Demeter / Lassu csardasok (Slow Czardashe) 2分59秒>

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