Ez az utca bánat-utca(この通りは悲しみの通り)
今日の2本は月曜と水曜に上げた曲にそっくりのタイトルで、気になりました。旋律は全く別だと思いますが、何か関係があるのだとしたら大変に興味深い事例です。解説のBukovinai székelyek Magyarországonから推測すると、ブコヴィナのハンガリー系のセーケイ人の歌かも知れません。1本目がおそらく元歌的な歌唱で、2本目はそれをジプシー楽団が演奏しています。都会のジプシー楽団が、遥か東の田舎に住むセーケイ人の曲を取り上げたりするのだろうかとも思います。曲名のEz az utca bánat-utcaを翻訳にかけると、「この通りは悲しみの通り」と出てきます。番組ではウトカと発音してしまいましたが、ウッツァと読むのが正しいようです。Cの文字をS的に発音するので思い出しましたが、ロシア語で「通り」はウーリッツァなので、もしかしたらスラヴ語起源でしょうか。
Ez az utca bánat-utca
Ez az utca bánat utca
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