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2023年1月30日 (月)

ヘゲドゥーシュ&ヘルツク・アーグネシュ

ゼアミdeワールド344回目の放送、日曜夜10時にありました。1日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。現代ハンガリー・トラッドは、21年前のリリース以来、ハンガリー関係で多分一番よく聞いた「ヘゲドゥーシュ&ヘルツク・アーグネシュ」から始めました。BudaはストリーミングにもYouTubeにも上がってないようですが(おそらくレーベルの方針でしょう)、今日の一本は5曲目の音源です。水曜以降はライブ映像を探してみます。

344回目の放送になりました。ハンガリー音楽の24回目になります。現代ハンガリーのトラッドの初回は、ヘゲドゥーシュの仏Buda盤「ヘゲドゥーシュ / ハンガリー農村の音楽 (Hegedős / Musique De Danse Hongroise)」からおかけします。このレーベルはリリース年をCDに書いてないのですが、確か初入荷は2002年頃だったように思います。
ヘゲドゥーと言うのはハンガリー語で「ヴァイオリン」のことで、その名の通り、ヴァイオリンの演奏が特筆すべき素晴らしさですが、民族クラリネットのタロガトーやチェロ型打弦楽器ガルドンの演奏もあり、何よりもゲスト・ヴォーカルのアグネス・ヘルツクの歌唱が素晴らしい一枚です。アジア系ルーツらしく苗字を先にして、ハンガリー語に忠実に発音すると「ヘルツク・アーグネシュ」となります。今では女性歌手として大御所の一人だと思いますが、1975年生まれという事ですので、この盤の頃はまだ若手歌手でした。5曲目のSuite Of Gypsy Csárdás From Örkö(エルケのジプシー・チャールダーシュ組曲)からまずおかけします。
    

<5 Suite Of Gypsy Csárdás From Örkö 4分55秒>
04 Suite Of Gypsy Csárdás From Örkö (Hungary)

8曲目に飛びまして、Song From Magyarbödではヘゲドゥーシュのメンバーとデュエットしています。この曲でもヘルツク・アーグネシュの歌声が素晴らしい魅力を放っています。

<8 Song From Magyarböd 3分26秒>

都会のチャールダーシュっぽい曲が続きましたので、アルバムタイトル通りの農村音楽として、2曲目のLament And Slow Hungarian Dance From Gyimesを次におかけします。ブコヴィナのジメシュの哀歌とゆっくりとしたハンガリアン・ダンスです。

<2 Lament And Slow Hungarian Dance From Gyimes 6分59秒>

ヘゲドゥーシュは、解説によると1997年にブダ盤の頃のメンバーになったようですが、同じグループ名で1988年の第7回ダンスハウスのコンピレーション盤にも入っています。97年と同じメンバーがいるのか、全く別なのか不明ですが、音を聞く限りは似ているように思います。そのアルファエンタープライズ盤からヘゲドゥーシュの音源をおかけします。曲はマロシュ地方の募兵歌(ヴェルブンコシュ)です。

<2 Maros Menti Verbunk 3分15秒>

では最後にブダ盤に戻りまして、いかにも泥臭い1曲目のShepherd Song From Gömörを時間まで聞きながら今回はお別れです。もし時間が余りましたら、3曲目のRitka Magyar From Bonchida Followed By A Dense Csárdásまでおかけします。


ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<1 Shepherd Song From Gömör 5分23秒>
<3 Ritka Magyar From Bonchida Followed By A Dense Csárdás 6分26秒>

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