中庭には胡桃の木
サローキ・アーギ(Szalóki Ági)の特集をするに当たって、久々にソロ・アルバム数枚を聞き返しました。ハルガトーの中では最も「哀歌」らしく聞こえたこの曲が一番刺さりました。「中庭には胡桃の木」と言う曲名も良いですね。歌詞内容をよく吟味してみたくなります。余談ですが、この人はエルデーイ(トランシルヴァニア)のロマの血も引いているそうです。(以下放送原稿を再度)
彼女はハンガリーを代表するコンテンポラリー派トラッド・バンド『マカーム』や、ハンガリーのロマのツィンバロム奏者バログ・カールマーンとの共演などをはじめ、バルカン・トラッド・バンド『ベシュ・オ・ドロム』のヴォーカリストとしても活躍した美貌の女性歌手です。本当に綺麗な人で、若い頃はポール・デルヴォーの絵から抜け出てきたような雰囲気もありました。2005年前後からのソロ活動では、ジャズやチルドレン・ソング、30年代のバラードとの融合を試みた作品を幾つか出しています。
まずは2005年にFolkEurópaから出たHallgató / Lamentの中からKinek Van, Kinek Nincs…(中庭には胡桃の木)と言う曲をおかけします。アルバムタイトル通り、伝統的な「嘆き歌」を洗練されたジャズの伴奏で歌っています。この盤の原曲はモルドヴァやジメシュの曲のようです。
<Kinek Van, Kinek Nincs… 6分1秒>
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