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2023年2月13日 (月)

ヘルツク・アーグネシュ Arany Es Kek Szavakkal

ゼアミdeワールド346回目の放送、日曜夜10時にありました。15日20時半に再放送があります。宜しければ是非お聞き下さい。10日間の隔離生活はあっと言う間に過ぎ、無事陰性になりましたので、今日から店を再開しています。

ハンガリー音楽の26回目になります。現代ハンガリーのトラッドの3回目は、前回前々回に続いて今回はバンド名義ではなくヘルツク・アーグネシュのソロ・アルバムからおかけします。2002年リリースのArany Es Kek Szavakkalを中心に、2022年作からもおかけします。彼女のパートナーはブルガリア人音楽家のニコラ・パロフですが、マルチインストゥルメンタリストの彼と共演する際は、ハンガリーにとどまらずバルカン各地の音楽を幅広く、時にはアイリッシュの要素も加えながら演奏していますが、ヘルツク・アーグネシュなら、やはりハンガリー伝統音楽の方を聴きたいという気持ちが個人的には強いので、この番組ではこのコンビでもハンガリー音楽のみをかけようかと思います。
Arany Es Kek Szavakkalとは「金色と青色の言葉で」のような意味で、バックはカールマン・バログなどハンガリー・トラッドの名手どころが固めています。モルドヴァ中心に見られるウードに似た弦楽器のコボスや、縦笛フルヤだけの伴奏の曲もありますが、穏やかに始まり躍動感あふれる後半に移っていく都会のチャールダーシュ風の展開が素晴らしい7曲目のVolt nékem szeretőmと、リリカルなツィンバロムと同じくらい繊細な歌を聞かせるアルバムラスト11曲目のEpilógus (Pereg, Pest megye)の2曲を続けておかけします。

<7 Volt nékem szeretőm  私には恋人がいました  (Hetény, Kürt, Komárom megye) 5分28秒>
Herczku Ágnes, Volt nékem szeretőm...

<11 Epilógus (Pereg, Pest megye) 2分32秒>

次に先ほど2022年作とご紹介した音源ですが、実はCDは見たことがなく、ストリーミングで初めて目にした2枚組音源の2セットです。最近ハンガリー盤は入り難くなっているので、2枚組と言うヴォリュームですし、おそらく入荷した店はほとんどないのではと思います。Erdélyi Népzene Régen És Most(エルデーイ民謡の過去と現在)と言う副題が付いていて、一つが2018年、もう一枚が2022年のリリースになっていました。それぞれ1枚目がヘルツク・アーグネシュを中心としたエルデーイ音楽の演奏、2枚目は古そうな民謡音源のコレクションになっています。ニコラ・パロフとのプロジェクトも数年前までのYouTubeは上がっていますので、おそらくヘルツク・アーグネシュが別枠で進めているエルデーイ音楽を深堀りするシリーズのようです。今回は2022年の方の1枚目から、1曲目のNem szeretem az idő járásátをおかけしておきます。先ほどの盤から20年経って後の、すっかりヴェテランの域に達してからの歌唱という事になります。

<1 Nem szeretem az idő járását 時間の流れが嫌い 2分22秒>

それでは再び20年前の音源の方に戻りまして、モルドヴァのコボス伴奏のHatám, hazám ... (Moldva)という曲をおかけします。ルーマニア東部のモルドヴァはオスマン帝国に入っていたこともあるので、このウードに似たコボス(あるいはコブザ)は、その頃入って来たのではと思います。

<2 Hatám, hazám ...私の力、私の国  (Moldva) 7分57秒>

それでは最後に、縦笛フルヤだけの伴奏のFelvidéki párosítók (Kétvízköz, Esztergom megye)を時間まで聞きながら今回はお別れです。尺八にも少し似たフルヤは2本使われているようです。


ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<6 Felvidéki párosítók (Kétvízköz, Esztergom megye) 5分24秒>

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