ヘルツク・アーグネシュとニコラ・パロフ
ヘルツク・アーグネシュの動画を上げたいと思いながら、先週と今週取り上げたヘゲドゥーシュとフォノー・ゼネカルとの映像はほとんど見当たらないので、上げてないままでした。彼女のパートナー、ニコラ・パロフは昔ジャラートノクにもいた人で、ブルガリア人ですが10歳くらいからハンガリーに住んでいたそうで、一般のヨーロッパ人には難解とされるハンガリー語もぺらぺら。様々な撥弦と擦弦の弦楽器を操るマルチインストゥルメンタリストで、今日の映像ではヴァイオリン(ヘゲドゥー)をケマンチェのように立てて弓奏しています。
ここ15年くらいでしょうか、この二人の奏でる音楽はバルカン各地の音楽の方に引っ張られている感があって、私はそれがどうも気になっていました。せっかく素晴らしいマジャールの歌姫がいるのだから、ハンガリーの音楽が聴きたいと。
しかし、今日の一本ではエルデーイ系と思われる曲を演奏していて、踊りまで付いて、とても楽しく素晴らしい一本です。長尺の映像でもこの曲をやっていましたが、その1年前と思われるこの映像の方が臨場感があっていいです。(バグパイプを吹いている中間部は少しバルカンとアイリッシュが入りかけてる感もありますが)2、3年前の映像ですから、今後更にハンガリー回帰してくれたら嬉しい限りです。
Csakalukkő - Herczku Agnes and Nikola Parov
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