KishugからPorondosとVorosbor
サローキ・アーギの2017年のFújnak a fellegekについては、来週長尺の最初の2曲をノーカットでかけることにしましたので、今週中のブログアップは省きます。ロックやドラムンベースを大胆に取り入れた2010年のKishugからは、「昔マルタ・セバスチャンも歌っていた民謡の旋律」として4曲目のPorondos(ポロンドーシュ)を今週の番組で取り上げました。
再来週の準備をしていて、この曲をどこで聞いたか判明しました。マルタ・セバスチャンではなく、ファビアン・エヴァと言う女性歌手でした。ファビアン・エヴァの歌唱で始まる盤、仏Adda系列のfonti musicaliと言うレーベルから1989年に出たMusiques de Transylvanie(原語Erdelye Nepzene 英題Transylvanian Folk Music)を再来週取り上げますので、その際に番組でおかけします。トランシルヴァニアのフォークロアの雰囲気を濃厚に感じさせる曲と独唱です。この歌をサローキ・アーギがこんな風に歌っているという事で、注目のトラックです。
もう一曲、5曲目のVörösborは、時間の都合でかけられなかったKishugの中の曲ですが、後半に出てくる細分化した速いビートを、ドラムンベースと呼ぶのでしょうか? こちらの世界は疎いもので(笑) ダブのリズムも入っているように思いますが。旋律はトラッドの要素を強く感じさせるもので、久々に聞き返して、この2曲が特に耳に止まりました。
<Porondos 8分21秒>
Vörösbor
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